{ "315000632_0": "「そろそろ、本格的にマズイわね……」", "315000632_1": "「そうですね……」", "315000632_2": "「対ロボット戦で1番活躍していた2人が、\\n こうまで仲違いするとはな」", "315000632_3": "「1回1回の出動でこんなに時間をかけてちゃ、\\n そのうち対応できなくなるぞ」", "315000632_4": "「向こうも偽マリアロボが量産されたせいで、\\n 全体の連携が上手くなってますし……」", "315000632_5": "「方針を変更して、\\n 先にロボット工場を叩くか?」", "315000632_6": "「でも、それだとミサイル製造工場の方が\\n 見つからなくなるかもしれないんですよね?」", "315000632_7": "「だけど、偽ロボが増えすぎて対応できなくなったら\\n それこそ本末転倒だろ」", "315000632_8": "「確かに……」", "315000632_9": "「取り逃す偽ロボが多くなればなる程、\\n ミサイルの部品収集も早まるだろうしな……」", "315000632_10": "「せめてあの2人が仲直りしてくれれば、\\n まだしばらくは対応できると思うんだけど」", "315000632_11": "「昨日あいつらのところに顔出してきたけど、\\n ありゃ、しばらく無理そうだぞ……」", "315000632_12": "「はぁ……、どうすればいいんだろう」", "315000632_13": "「もう少しだけ様子を見て、限界そうなら\\n ロボット工場の破壊を優先することを提案しよう」", "315000632_14": "「それしかなさそうね……」", "315000632_15": "「お願いデス、仲直りしてくださいデス……」", "315000632_16": "「分かってる。けど……」", "315000632_17": "「このままじゃミサイルが完成しちゃう……」", "315000632_18": "「そ、それは駄目デスけど……」", "315000632_19": "「どうしても調が助けてほしいっていうなら、\\n 考えてあげても構わないデスよ?」", "315000632_20": "「それはこっちの台詞」", "315000632_21": "「アタシは調なんかに力を借りなくても充分戦えるデスッ!」", "315000632_22": "「わたしだってッ!」", "315000632_23": "「調……」", "315000632_24": "「切ちゃん……」", "315000632_25": "「はぁ……これは本格的に駄目かもしれないわね……」", "315000632_26": "(マムだったら、こんな時、どうしてるかしら……?)", "315000632_27": "(いいえ。ここは、わたしがなんとかしないと……)" }