{ "308000431_0": "「……」", "308000431_1": "「……デス……」", "308000431_2": "「――以上が、調査班からの報告だ。\\n 君たちは引き続き、社には近づかず、周囲の敵の対応を――」", "308000431_3": "「おい……いいかげんにしやがれッ! あれからどれだけ経った\\n と思ってんだッ! しのごの言わずにあたしらをいかせろッ!」", "308000431_4": "「それは許可できない。この状況下で、戦える装者を\\n これ以上失うわけには――」", "308000431_5": "「『これ以上』だとッ!? あいつらは失われてなんかねーよッ!\\n ふざけんなッ!」", "308000431_6": "「落ち着けッ!\\n あの3人の実力を知らないわけじゃないだろうッ!」", "308000431_7": "「こちら側の装者が、これ以上少なくなれば、\\n いざと言う時、対処も何もできなくなる」", "308000431_8": "「ぐッ……だけどよ……」", "308000431_9": "「もちろん、苦しい状況だと言うことは充分理解している」", "308000431_10": "「すみません、ボクにもっと知識があれば……」", "308000431_11": "「……ううん、エルフナインちゃんのせいじゃないよ」", "308000431_12": "「そうだ。お前が謝る事じゃないだろ……」", "308000431_13": "「我々も響くんたちを助けるため、今も全力を尽くしている……」", "308000431_14": "「今しばらく辛抱してくれ」", "308000431_15": "「マリア、お正月はのんびり過ごせるって言ってたのに……」", "308000431_16": "「まさかこんな事態になるなんて」", "308000431_17": "「でも、マリアたちならきっと無事デスッ!\\n 心配なんて必要無いデスよ」", "308000431_18": "「うん、そんなに心配はしてないよ。\\n でも……」", "308000431_19": "「……なんデスか?」", "308000431_20": "「お正月ぐらい、マリアとゆっくり過ごしたかったなって……」", "308000431_21": "「……調。だったら、早く事件を解決して、\\n 失った時間を取り戻すデスッ!」" }