{ "307000911_0": "唯一の居場所", "307000911_1": "(ネフシュタンもデュランダルも、すでに押さえた)", "307000911_2": "(どちらも、並行世界から来た装者たちのフォニックゲインに\\n よって起動済み)", "307000911_3": "(その装者たちとも協力関係にある)", "307000911_4": "(あの子たちは私を疑いはするだろうが、状況が訣別を許さない。\\n お互い、決定的に戦力不足なのだから)", "307000911_5": "(ジョン・ウェイン・ウェルキンゲトリクス……。\\n 彼の存在も、多角的な意味でむしろ好都合)", "307000911_6": "(疑惑の目くらましとなると同時に戦力の底上げにも繋がる)", "307000911_7": "(F.I.S.の動き、カルマノイズと呼称されるノイズの変異体の\\n 出現、あらゆるイレギュラーが私に味方している)", "307000911_8": "(まさに千載一遇、これ以上は無いと言っていい程の\\n 追い風……だけど――)", "307000911_9": "「そう……だけど、私は――」", "307000911_10": "(――いえ、関係ないわ。\\n 目的より優先すべきことなどない)", "307000911_11": "「――ふう。この機は逃せない。\\n 余計な考えは捨てて、さらに手を進めなくてはね……」" }