{ "359000232_0": "「当たるかよッ!」", "359000232_1": "「今度はこっちの番ッ!」", "359000232_2": "「ふーッ、まるで百人組手だな」", "359000232_3": "「先生が若い時、それで修行したって言ってたね」", "359000232_4": "「…………」", "359000232_5": "「クリス、覚えてるか?\\n 先生や了子さんがいなくなった時のこと……」", "359000232_6": "「うん……。\\n 悲しくて、心細くて……」", "359000232_7": "「仇を討ってやるんだって、オレは何も見えてなかった……。\\n ヒビキもきっと、そんな風に苦しんでるんだよな」", "359000232_8": "「それでもわたしが前を向けたのは、\\n 翼がいてくれたから」", "359000232_9": "「オレもだ……ッ!\\n クリスがいてくれなかったら、今頃どうなってたかわからない」", "359000232_10": "「なれるかな……わたしたち、\\n 立花さんにとって同じような存在に」", "359000232_11": "「オレたちはまだまだ出会ったばっかりだ。\\n でも、きっとなれるさ」", "359000232_12": "「これからもっと時間をかけて、\\n 知っていけばいいんだ」", "359000232_13": "「うん。もう1人の翼にも、お願いされたしね」", "359000232_14": "「ああッ!\\n そのためにも、こいつらを倒して早く追いつかないとッ!」", "359000232_15": "「く……ッ!\\n 防がれたか」", "359000232_16": "「先生だったらこれくらい、\\n あっという間に倒しちゃうのに……」", "359000232_17": "「オレたち1人1人では、先生と同じ力は出せない。でも――」", "359000232_18": "「2人でなら、先生を超えられるッ!\\n だよね?」", "359000232_19": "「そうだッ!\\n だから、今回も2人で力を合わせよう」", "359000232_20": "「うん。もうわたしは、翼に護られるだけじゃない。\\n 翼の横に並んで戦うッ!」" }