{ "373000322_0": "「当たれッ!」", "373000322_1": "「よしッ! クリス、次はッ!?」", "373000322_2": "「3時の方向……。おそらく、最後の1体ッ!」", "373000322_3": "「なら、出し惜しみはなしだッ!\\n クリス、ヒビキッ! オレに合わせろッ!」", "373000322_4": "「分かったッ!」", "373000322_5": "「いつでも」", "373000322_6": "「父上を傷つけただけでは飽き足らず、\\n 性懲りもなく聖遺物を狙いやがって……ッ!」", "373000322_7": "「さっさと、消え失せろッ!!」", "373000322_8": "「これでもくらえッ!」", "373000322_9": "「わたしが……トドメをッ!」", "373000322_10": "「よっしゃあッ!", "373000322_11": " ……ん?」", "373000322_12": "「………」", "373000322_13": "「あれは、ウロボロスの――。\\n 待てッ!!」", "373000322_14": "「とっ捕まえるぞッ!」", "373000322_15": "「翼、待って」", "373000322_16": "「なんだよクリスッ!」", "373000322_17": "「ウロボロスの動きがわざとらしい。\\n ……どうして?」", "373000322_18": "「どうしてって……」", "373000322_19": "「わたしたちを誘い出そうとしてるのかもしれない」", "373000322_20": "「この前仕掛けてきた、フォニックゲインを抑え込む攻撃も\\n なぜか使ってこなかったし……」", "373000322_21": "「つまり、囮ってこと?」", "373000322_22": "「うーん……。父上を傷つけたヤツらを追いたい気持ちも\\n あるけど、クリスが言うなら今回はやめとくよ」", "373000322_23": "「ありがとう。\\n きっとまたチャンスはあるから」", "373000322_24": "(だけど、そういえば、二課からオートマシンの\\n 出動が無かった。いくら父上がいないからって、妙だな……)" }