{
"372000611_0": "装者を屠る音",
"372000611_1": "「ったく、いくら倒してもキリがない……ッ!」",
"372000611_2": "「姐さん……言いたかないが、\\n そろそろ機体が悲鳴上げてやがるぜ」",
"372000611_3": "「うるさいッ!\\n 男が泣きごと言うんじゃないよッ!」",
"372000611_4": "「姐さん、今のご時世その発言はアウトですよ。\\n まぁ、ボクたちには今更感しかありませんけど……」",
"372000611_5": "「気の抜けた発言するってこたぁ、\\n アタシに撤退を勧める布石かい?」",
"372000611_6": "「いや、そろそろ覚悟決めるわって話だ」",
"372000611_7": "「撤退なんてできる訳ないじゃないですかッ!\\n ボクたちが盾代わりになってるのに……」",
"372000611_8": "「いい覚悟だッ! でもまだくたばんじゃないよッ!\\n 仁の示してくれた道を、一緒に歩むと決めたろ?」",
"372000611_9": "「……そう。\\n 死なせるわけには、いかない……ッ!」",
"372000611_10": "「わたしとてッ!\\n いつまでもあなた方の背に隠れている訳にはいきませんッ!」",
"372000611_11": "「またしゃしゃり出てくるのかいッ!\\n いいから下がってなッ!」",
"372000611_12": "「フォニックゲインを抑え込まれ、足手まといかも知れません。\\n ですがッ! それでも、いないよりはマシですッ!」",
"372000611_13": "「そうです……ッ! ここで負けたら、\\n 皆を護れないから……ッ!」",
"372000611_14": "「フォニックゲインを打ち消されちゃうなら、\\n また、作りだせばいいだけ……ッ!」",
"372000611_15": "「むぅ……ッ!\\n 対策はまだ立てられないのかッ!」",
"372000611_16": "「超音波に類するものだとは思うのですが、\\n 残念ながら、干渉波の正体の特定までは至りません…」",
"372000611_17": "「翼、……すまないが、\\n しばらくはお前たちに託すより手がないようだッ!」",
"372000611_18": "「元よりその覚悟ですッ!」",
"372000611_19": "「防人の意地、今見せずして何が防人か……ッ!」"
}