{ "366000621_0": "「クリスちゃんクリスちゃんクリスちゃんッ!」", "366000621_1": "「くっつくなバカッ!」", "366000621_2": "「とにかく、無事だったんだな。\\n 心配させやがって」", "366000621_3": "「一輝!」", "366000621_4": "「星矢か……」", "366000621_5": "「これは……何があったんだ!?\\n どうして瞬や氷河、紫龍が気絶して……?」", "366000621_6": "「お互い、状況説明が必要みたいだな……」", "366000621_7": "「――ってことがあったんだよ」", "366000621_8": "「クリスちゃんも大変だったんだね……」", "366000621_9": "「一輝も、女神に呼ばれて\\n この世界に来ていたのか」", "366000621_10": "「それにしても、最初は氷河、それから紫龍、瞬。\\n まさか3人も洗脳されるだなんて……」", "366000621_11": "「それをしたのも、戦士の影を差し向けているのも、\\n 全て女神の言う邪悪な小宇宙の主ということか」", "366000621_12": "「他者の心を上書きし操る拳、か……」", "366000621_13": "ドドドドドドド――ッ!!", "366000621_14": "「なんだ――!?」", "366000621_15": "「外からのようだ!」", "366000621_16": "「戦士の影が、\\n この宮殿に向かって押し寄せてくる……ッ!」", "366000621_17": "「100や200じゃきかないぞッ!」", "366000621_18": "「洗脳による同士討ちが失敗に終わったから、\\n あれであたしらを倒そうってハラかッ!?」", "366000621_19": "「宮殿の中には倒れたままの瞬たちがいる……!」", "366000621_20": "「3人を連れて退くにも、\\n こう囲まれてしまっては逃げ場がないな……」", "366000621_21": "「迎え撃つしかないだろう」", "366000621_22": "「正面の敵はわたしが対処しよう。おまえたちはそれぞれ、\\n 2手に分かれて残りの侵入経路を潰してくれ」", "366000621_23": "「待ってくれ!\\n それじゃあんたが半分以上を相手することに……」", "366000621_24": "「心配はいらない」", "366000621_25": "「おまえたちこそ、敵に後れを取るなよ」", "366000621_26": "「おまえに言われるまでもない」", "366000621_27": "「わかった。あんたも気を付けてくれ!」", "366000621_28": "「わたしたち装者の攻撃は、あいつらに効きにくい……。\\n それでも、精一杯戦うよッ!」", "366000621_29": "「当然だ。それじゃあ、お前はそのままそいつと戦え。\\n 勝手に倒れたら承知しないからな」", "366000621_30": "「うん。クリスちゃんと一緒にみんなのところに帰るまで\\n 倒れたりしないよ……ッ!」", "366000621_31": "「では行くぞ。宮殿に入り込まれれば、\\n あの3人が危険に晒される。ただの1人も通すなよ!」" }