{ "366000311_0": "内なる力、小宇宙ッ!", "366000311_1": "「いくぞ! ペガサス流星拳――!!」", "366000311_2": "「うわあああああ――ッ!?」", "366000311_3": "「おまえが邪悪な小宇宙の主だな!\\n もう逃がさないぞ!」", "366000311_4": "「コ……、小宇宙……?」", "366000311_5": "「小宇宙って……?\\n と言うか、あなたは誰……ッ!?」", "366000311_6": "「とぼけるな!\\n おまえがあの戦士の影を操ってるんだろ!?」", "366000311_7": "「いやいやいや、わたしもあいつらに――」", "366000311_8": "「騙されるか!\\n ――燃え上がれ、オレの小宇宙よ!」", "366000311_9": "「――ッ!?\\n これ……まるで師匠並みの迫力――ッ!?」", "366000311_10": "「はぁああ――!\\n ペガサス流星拳――!」", "366000311_11": "「うくッ!?\\n ぐううううううッ!?」", "366000311_12": "(……ダメだ、半端な力じゃ押し負けるッ!)", "366000311_13": "「――だったらッ!」", "366000311_14": "「どうだ!」", "366000311_15": "「なに!?\\n 流星拳を受けきっただって!!」", "366000311_16": "「それに、その黄金の輝き……。\\n まさか、おまえは黄金聖闘士なのか!?」", "366000311_17": "「黄金聖闘士……?\\n ううん、シンフォギア装者だよ」", "366000311_18": "「シンフォギア……?」", "366000311_19": "「うんッ! わたしはただいま絶賛迷子中で、友達を探していて、\\n 『邪悪な小宇宙の主』じゃないと思う。たぶんッ!」", "366000311_20": "「…………」", "366000311_21": "「確かに、よく見ると聖衣でもないようだ。\\n ……悪かった。どうやら、オレの早とちりだった……」", "366000311_22": "「誤解が解けてよかったあ。\\n あ、そうそう。わたしの名前は立花響っていうんだッ!」", "366000311_23": "「オレは天馬星座の青銅聖闘士、星矢だ」", "366000311_24": "「氷河、紫龍、瞬、星矢……。\\n よく来てくれました」", "366000311_25": "「沙織さん、いったい何があったんだ」", "366000311_26": "「強い、胸騒ぎを感じたのです。\\n そしてその直後――」", "366000311_27": "「――ここではない、この世界とは異なる世界で、\\n 邪悪な小宇宙を感じました……」", "366000311_28": "「邪悪な小宇宙……?」", "366000311_29": "「そうです。この胸騒ぎの中心には、\\n その邪悪な小宇宙を持つ者の存在がある……」", "366000311_30": "「その者はやがて、この世界にも\\n 災いをもたらすかもしれません」", "366000311_31": "「なるほど……。\\n それでオレたちが呼ばれたのか……」", "366000311_32": "「ぼくたちで調査を?」", "366000311_33": "「今黄金聖闘士たちは、聖域を空けることができません。\\n 手厚い支援も難しいでしょう……」", "366000311_34": "「恐らく、とても危険な任務となりますが……。\\n 行ってくれますか?」", "366000311_35": "「もちろんです。\\n 我らは女神の聖闘士なのですから」", "366000311_36": "「ああ、オレたちに任せてくれ!」", "366000311_37": "「彼の地へは、わたしの力で送り届けましょう。\\n さぁ、行くのです女神の聖闘士たちよ」", "366000311_38": "「なるほど。その、アテナさん? からの任務で、\\n 調査のためにこの世界に来たんだ……」", "366000311_39": "「ああ。見たことのない聖衣のようなものを纏っていたから、\\n 邪悪な小宇宙の主と勘違いして……。本当に悪かった」", "366000311_40": "「ううん、人違いしても仕方ないよ。\\n わたし自身、どうしてここにいるのか分からないんだから」", "366000311_41": "「キミは、『黄金の枝』という物の力に巻き込まれ、\\n この世界に飛ばされてきたんだったな」", "366000311_42": "「うん、たぶんね。\\n そして、あなたと同じように仲間とはぐれて……」", "366000311_43": "「――ッ!」", "366000311_44": "「こいつら、\\n また現れたか……!」" }