{ "361000722_0": "「フフッ、やはりあなたの『キラめき』は不十分……。\\n その程度では、観客は満足してくれないわ」", "361000722_1": "「な、んだと……?」", "361000722_2": "「剣が鈍ってるわよ。\\n 何か、心当たりでもあるのかしら」", "361000722_3": "「それは……」", "361000722_4": "「あなたは、わたしには勝てないの。\\n 何故ならば……」", "361000722_5": "「あなたの『キラめき』は、\\n わたしに到底及ばないからッ!」", "361000722_6": "「わたしの、上掛けが……」", "361000722_7": "「わたしは……負けたのか……?」", "361000722_8": "「そう、負けたのよ。わたしの『キラめき』の前に」", "361000722_9": "「この『キラめき』は努力の結晶。\\n わたしの人生そのもの」", "361000722_10": "「そんなわたしこそ、\\n 主役の座に相応しい……ッ!」", "361000722_11": "「そうか……わたしは……」", "361000722_12": "「もう、わたしに匹敵する『キラめき』の持ち主はいない」", "361000722_13": "「こんなわたしを見れば、あの大人たちだって、\\n わたしを主役に選ばざるを得ないでしょう」", "361000722_14": "「やっと……やっと、この時がやって来たのね……。\\n 心から求め続けた、この瞬間……ッ!」", "361000722_15": "「もう決して誰にも譲らない……。\\n この『わたし』が主役ッ!」", "361000722_16": "「高らかに宣言するわ、", "361000722_17": " ポジションゼロッ!!!!」", "361000722_18": "「……どうやら、もう代役も現れないようですね」", "361000722_19": "「名残惜しいですが、このオーディションは終了のようです」" }