{ "316000841_0": "「はああああ――ッ!!」", "316000841_1": "(力が漲ってくる。\\n まるでシャロンちゃんがわたしを護ってるみたい)", "316000841_2": "(だけどこの力は、使わせちゃいけない力……)", "316000841_3": "(早くシャロンちゃんの所に行かないと)", "316000841_4": "「残りは――ッ?」", "316000841_5": "「――あと2機ッ!!」", "316000841_6": "「えッ!?」", "316000841_7": "「待たせた」", "316000841_8": "「1人でずいぶん派手にやってたみたいだな」", "316000841_9": "「2人ともッ!?」", "316000841_10": "「まったく、立花の無鉄砲さには\\n いつも冷や冷やさせられるぞ」", "316000841_11": "「ごめんなさい。\\n シャロンちゃんのことを思ったら、つい身体が……」", "316000841_12": "「だからって先走るなっての。\\n 一緒に助けるって言っただろうが」", "316000841_13": "「その想いはわたしたちとて同じだ。\\n いや――今や、二課もな」", "316000841_14": "「それって……?」", "316000841_15": "「ああ。正式な要請をもらった」", "316000841_16": "「シャロンを救出し、オズワルドを拘束。\\n 多少強引な方法でもよい、とのことだ」", "316000841_17": "「それ、本当……ですか?」", "316000841_18": "「馬鹿面すんな。\\n こんなこと嘘ついてどうするよ」", "316000841_19": "「さあ、行くぞッ、立花ッ!\\n わたしたちの手でシャロンを助け出すッ!」", "316000841_20": "「――はいッ! 行きましょうッ!!」", "316000841_21": "「何故だ?」", "316000841_22": "「何故……装者どもがこのヴィマーナに……?」", "316000841_23": "「ヴィマーナのシールドが作動してるはず」", "316000841_24": "「それに、あのシンフォギアの形状――」", "316000841_25": "「あれはヤントラ・サルヴァスパの干渉による変異?」", "316000841_26": "「そうか……。\\n 貴様があいつらに手を貸しているのか、シャロンッ!」", "316000841_27": "「…………」", "316000841_28": "「道具は道具らしく、我が意に従っていればいいものを……」", "316000841_29": "「……いいだろう」", "316000841_30": "「ならば……その意思すらも奪い取ってしまえばいい……」" }