{ "316000432_0": "「……ふむ」", "316000432_1": "(シャロンという少女の聖遺物が発動し、\\n 立花くんのギアが変化した――)", "316000432_2": "(『ヤントラ・サルヴァスパ』は、\\n あらゆる機械装置を操作できるという聖遺物)", "316000432_3": "(シンフォギアを一種の機械と認識したために起きた\\n 変化と言うことか……)", "316000432_4": "(その力が、かの暴威なるオートマシンをすら凌駕するとはな)", "316000432_5": "(そのこと自体は、我々にとって\\n 暗闇の中に射した一筋の光明ではあると言えよう)", "316000432_6": "(しかし、まさか使用することは出来ないと思っていた\\n 『ヤントラ・サルヴァスパ』を、このような形で……)", "316000432_7": "(それに……オズワルドの言っていた鍵とはなんなのか)", "316000432_8": "(そして、オートマシンは何故にあの少女を狙ったのか……)", "316000432_9": "(――まさかッ!?\\n いや、まだそうと決まったわけではない……」", "316000432_10": "「オズワルド……。\\n お前は一体何を識り、何を隠しているというのだ?」", "316000432_11": "「頼むから、友人として、私を幻滅させないでくれ」", "316000432_12": "「フフ……」", "316000432_13": "「なるほど、これは予想外の反応を見せたものだ」", "316000432_14": "「シャロンの脱走という災禍がもたらした奇貨、\\n セレンディピティとでも言うべきか」", "316000432_15": "「装者。それに、あのシンフォギア……」", "316000432_16": "「これは想定以上の収穫を得ることができるやもしれん」", "316000432_17": "「そうだ、もっともっと……鍵となるまで、熟するがいい」", "316000432_18": "「仮初めの揺籃に包まれつつ、な……」", "316000432_19": "「……ッ、……ハァ……」", "316000432_20": "「――ッ、……ぅぅ」", "316000432_21": "「……ぅ……」", "316000432_22": "「……ッ、…………ぅ……ぁ……ッ!」" }