{ "314000931_0": "「ガアアアアア――――ッ!!」", "314000931_1": "「くそッ、やっぱりこの程度じゃ通じないか……」", "314000931_2": "「こちらの決定力が欠けているということなの……」", "314000931_3": "「みなさん、手を繋いでくださいッ!」", "314000931_4": "「世界中が、\\n 奏さんと翼さんの歌に応えて、力をくれている」", "314000931_5": "「そのフォニックゲインを使って――、\\n マリアさんッ!」", "314000931_6": "「ええッ!」", "314000931_7": "「調律したフォニックゲインの再構築は、\\n わたしに任せておきなさいッ!」", "314000931_8": "「お願いしますッ!」", "314000931_9": "「さあ……奏も。手を」", "314000931_10": "「……ああッ!」", "314000931_11": "「おおおおおおお――ッ!!」", "314000931_12": "「はああああ――ッ!!」", "314000931_13": "「響き合う心と心は――みんなで紡ぐ1つの歌はッ!」", "314000931_14": "「無限の力を引き出すことができるんだぁぁ――ッ!!」", "314000931_15": "「ガアアアアア――――ッ!!」", "314000931_16": "「ベルゲルミルが、圧倒されているだと?」", "314000931_17": "「馬鹿な……なんだこの異常なフォニックゲインはッ!?」", "314000931_18": "「これがシンフォギアの――奇跡の力だというのかッ!?」", "314000931_19": "「認めない……奇跡など」", "314000931_20": "「私たちを……楽団のみんなを見捨てたこの世界に、\\n そんなものが存在するわけないッ!」", "314000931_21": "「アルモニカの束縛から解放するッ! ベルゲルミルッ!\\n 貴様の力を解き放てッ!」", "314000931_22": "「もうやめろッ! 今ならまだ引き返せる」", "314000931_23": "「引き返すッ!? そんなこと、もうできないッ!」", "314000931_24": "「この身、この命はッ!\\n 全て、楽団の遺志を継ぐために捧げてきたのだからッ!」", "314000931_25": "「嘘だッ! 楽団の人々はお前にそんなことは求めていないッ!」", "314000931_26": "「楽団の人たちは、お前に幸せに生きてほしかったはずだッ!」", "314000931_27": "「なぜなら……お前が生き続ければ、\\n お前の心の中に、楽団の皆が生き続けるからだッ!」", "314000931_28": "「お前たちなんかに、何がわかるッ!」", "314000931_29": "「全てを奪われた私の気持ちがッ!\\n 夢半ばで潰された楽団の皆の無念がッ!」", "314000931_30": "「わかるさッ! 大切な人を失った悲しみならなッ!」", "314000931_31": "「そうね……それでも人は、前を向いて生きていかねばならない」", "314000931_32": "「お前の信じたシリウスは、その道しるべだったはずだッ!!」", "314000931_33": "「黙れ……黙れ黙れ黙れッ!!」", "314000931_34": "「なんですか……、あの耀きはッ!?」", "314000931_35": "「ベルゲルミルの姿が変わっていく――ッ!?」", "314000931_36": "「まさか……命を燃やして、ベルゲルミルに注いでいるの?」", "314000931_37": "「もうやめろッ! そんなことをしてなんになるッ!?」", "314000931_38": "「争いの無い世界を構築するためならば――\\n 今更この命など、惜しくないッ!」" }