{ "309000942_0": "「はあ――ッ!」", "309000942_1": "「えいッ!」", "309000942_2": "「人を襲う、聖遺物なんてッ!」", "309000942_3": "「あってはならないッ!」", "309000942_4": "「だから、何度でも倒してみせますッ!」", "309000942_5": "「これでとどめを――」", "309000942_6": "「彼らは逮捕したわッ!\\n 怪物はッ!?」", "309000942_7": "「なッ!? ネフィリムが彼女の方に――」", "309000942_8": "「――ッ!?\\n 今なら、9ミリでもッ!?」", "309000942_9": "「ああ――ッ!」", "309000942_10": "「しまったッ! 余波で彼女がッ!」", "309000942_11": "「これで、とどめだあああ――ッ!」", "309000942_12": "「警部さんッ!」", "309000942_13": "「必ず、助けるッ!」", "309000942_14": "「……あ、あれ、生きてる……ッ!」", "309000942_15": "「キャッチ成功ね。危ないところだったわ」", "309000942_16": "「警部さん、無事で良かったです」", "309000942_17": "「あの高さから飛び降りて無事なんて……」", "309000942_18": "「待ちなさいッ!」", "309000942_19": "「取引の妨害は成功、黒幕も逮捕。\\n これで解決でしょう」", "309000942_20": "「そういうわけにはいかないわッ!」", "309000942_21": "「わたしたちを……逮捕するんですか?」", "309000942_22": "「あなたたちが私利私欲のために、\\n 盗みをしていないことはわかった」", "309000942_23": "「わたしたちが盗んでいるのは――」", "309000942_24": "「やめなさい、それ以上は言わなくていい」", "309000942_25": "「あなたたちが盗んだモノを詳しく調べようとすると、\\n 上層部からの横やりで、毎回止められる」", "309000942_26": "「きっと、放っておいたら危険な物なんでしょう?」", "309000942_27": "「…………」", "309000942_28": "「あなたたちがしていることは正しいことなのかもしれない」", "309000942_29": "「それでも、見逃すことは出来ない……。\\n 警察官として――」", "309000942_30": "「あなたたちを逮捕しますッ!」", "309000942_31": "「本当にその真面目さは変わらないわね。\\n やっぱり、世界が変わっても本質は一緒」", "309000942_32": "「なにを言って――?」", "309000942_33": "「フフ、あなたにだったら捕まってもいい気がするわね」", "309000942_34": "「えッ!?」", "309000942_35": "「でも、残念、わたしたちにはまだまだやるべきことが\\n 沢山ある。だから、捕まってあげるわけにはいかないわ」", "309000942_36": "「それに、警察官なら、警察官らしく捕まえてみなさいッ!」", "309000942_37": "「…………」", "309000942_38": "「今は無理でも、必ず、捕まえるわ」", "309000942_39": "「警部ッ! 無事ですかッ!?」", "309000942_40": "「人が集まって来たわね」", "309000942_41": "「そろそろ」", "309000942_42": "「ええ」", "309000942_43": "「待ってッ! 1つだけ教えて」", "309000942_44": "「ノイズやあの怪物と戦える力は明らかに普通じゃない。\\n あなたたちは本当に一体何者なの?」", "309000942_45": "「わたしたちは――」", "309000942_46": "「怪盗――」", "309000942_47": "「ファントムシスターズッ!」" }