{ "307000521_0": "「――この反応はッ!? きた、来た来た来た――ッ!\\n これこそ待ち望んでいた時ッ!」", "307000521_1": "「博士、どうしたんですか?」", "307000521_2": "「どうしたもこうしたもないッ!\\n これこそが僕が英雄へと至る道――ッ!」", "307000521_3": "「まさかこんなに早くチャンスが来るとは……。\\n フフ、こうなれば、今するべきことはひとつですッ!」", "307000521_4": "「そ、それはッ!\\n 昨日持ち帰ったサンプルでは――ッ!」", "307000521_5": "「そうッ! これこそは落ちた英雄の欠片ッ!\\n そして僕はこれを受け入れ、僕自身が英雄となるッ!」", "307000521_6": "「危険ですッ! 休眠状態とはいえ、ネフィリムの細胞を\\n テストもせずに直接自身に取り込むだなんて――」", "307000521_7": "「……危険? ハッ!\\n そんな事を言っているから、人は英雄になれないッ!」", "307000521_8": "「英雄とは知勇に優れ、常人では無し得ない事を行う者ッ!\\n そう……つまり、この僕こそが相応しいッ!」", "307000521_9": "「だ、大丈夫ですか……?」", "307000521_10": "「大丈夫に決まっているでしょう。所詮は起動前の聖遺物。\\n それを注射しても何の変化も起きません」", "307000521_11": "「そう、まだ起動していませんからね……」", "307000521_12": "(僕の考えが正しければ、このネフィリムの細胞は\\n 必ず目覚める……彼女たちの歌さえあればッ!)", "307000521_13": "(シンフォギアを纏う、強大なフォニックゲインの歌い手たち。\\n 彼女たちこそ、僕が長年求めていた存在ッ!)", "307000521_14": "(この腕に宿したネフィリムを起動させ、それと融合する事で\\n 僕の体は英雄として生まれ変わる……あと少しだッ!)", "307000521_15": "「さあ、英雄になりにいきましょうか……クク」" }