{ "307000121_0": "「はあああああ――ッ!」", "307000121_1": "「はぁ、はぁ……こっちに着いて早々に、\\n ノイズがこんなに出るなんてッ!」", "307000121_2": "「――はあッ!」", "307000121_3": "「だが、悪い傾向ではない。\\n こちらにも二課があれば、ノイズの反応を掴んでいるはず」", "307000121_4": "「それなら、こうしてノイズを倒していれば――ッ!」", "307000121_5": "「向こうから接触がある……」", "307000121_6": "「そういうことだ。\\n さあ、残りも一気に片付けるぞッ!」", "307000121_7": "「……来たな」", "307000121_8": "「この場のノイズを処理したのはお前たちだな。\\n 悪いが、黙って我々と一緒に来てもらおうか……」", "307000121_9": "「ずいぶん高圧的な感じが……」", "307000121_10": "「なんだかすっごく歓迎されてないような……」", "307000121_11": "「向こうから見れば、強大な力を持った不審者だ。\\n 仕方ないのかもしれないな」", "307000121_12": "「…………」", "307000121_13": "「わ~、この通路懐かしいですね~」", "307000121_14": "「ああ、やはり二課はこちらにもあったようだ」", "307000121_15": "「……色々珍しい。後で切ちゃんにも話してあげよう……」", "307000121_16": "「……こっちだ」", "307000121_17": "「……む?」", "307000121_18": "(行き先は発令所ではない……?)", "307000121_19": "「……翼さん」", "307000121_20": "「……様子を見よう」", "307000121_21": "「……ここだ」", "307000121_22": "「な……ッ!」", "307000121_23": "「これは……ッ」", "307000121_24": "「動くな。動けば即時に射殺する」", "307000121_25": "「ど、どういうことですかッ!?」", "307000121_26": "「黙って言うとおりにすれば危害は加えない。\\n ……それと、そのペンダントをこちらに渡してもらおう」", "307000121_27": "「どうしてこれを渡さないといけないの?」", "307000121_28": "「それはアンチノイズプロテクターだろう。\\n いつの間に実用化したのかは知らないが……」", "307000121_29": "「暴れられてもらっては困るからな」", "307000121_30": "(くッ……ギアを……。\\n しかし、こちらでは実用化されていない……?)", "307000121_31": "「……わかった。\\n だが、説明くらいはして欲しいものだな」", "307000121_32": "「……必要ない」", "307000121_33": "「な、何か殺気立ってませんか……?」", "307000121_34": "(……交渉の余地はない、という事か)", "307000121_35": "「……わかった。渡そう。\\n 2人ともいいな?」", "307000121_36": "「は、はい……」", "307000121_37": "「仕方ないです……」", "307000121_38": "「……賢明な判断だ」" }