{ "303000511_0": "世界の救世主", "303000511_1": "「クリスちゃんたち、大丈夫ですかね?」", "303000511_2": "「心配いらないだろう。何かあればすぐに戻るはずだ」", "303000511_3": "「上手くギアを使いこなせているでしょうか……」", "303000511_4": "「ええ、あんな力業に力業を重ねた状態で、\\n 本当に効果があるのか……」", "303000511_5": "「大丈夫だ。何せあいつらには、俺の秘蔵の時代劇アクション\\n 映画を、これでもかというくらい見せてやったからな……」", "303000511_6": "「それに江戸を舞台としたホラー映画も何本か\\n 加えておいたから、呪い対策もばっちりだッ!」", "303000511_7": "「クリスちゃんが涙目になってたのが気になりますけど……」", "303000511_8": "「わたしも、全てとは言わないが、\\n 伝えたいことは伝えられた」", "303000511_9": "「その手段こそが逆に不安なのよね……」", "303000511_10": "「あはは……そうですね。わたしも同感です」", "303000511_11": "「何にしても、こちらから確認するすべは無い以上、\\n 留守を守り、彼女らを信じてやるのが俺たちの役割だ」", "303000511_12": "「はい……」", "303000511_13": "「はぁ……落ち着かないわね。\\n 訓練でも行きましょうか」", "303000511_14": "「それなら、わたしも付き合おう。\\n 立花たちはどうする?」", "303000511_15": "「もちろん、一緒にやりますッ!」", "303000511_16": "「わたしも見学させてください」", "303000511_17": "「ああ、それではトレーニングルームに向かうとしよう」" }