{ "304001352_0": "「や……やったのね……?」", "304001352_1": "「はぁ、はぁ……手こずらせやがって……」", "304001352_2": "「だが、なんとか撃破に成功したようだな……」", "304001352_3": "「ええ……。\\n 倒したゴライアスの処理は二課に任せるとして……」", "304001352_4": "「ああ、こんなところで休んでる暇はねー、\\n 早く、あいつを助けに……くッ……」", "304001352_5": "「大丈夫か……足元が定まっていないぞ……」", "304001352_6": "「そんなのお前も一緒だろ……」", "304001352_7": "「……向こうの様子は?」", "304001352_8": "「かなりまずい状況だ」", "304001352_9": "「暴走状態の響くんはカルマノイズの呪いと聖遺物融合の\\n 相乗効果でとてつもないエネルギーを帯びている状態だ」", "304001352_10": "「通常の人間では、近付いただけで命を落としかねん」", "304001352_11": "「このまま市街地へと到達されたら、\\n 多くの犠牲者が出てしまう可能性がある」", "304001352_12": "「小日向はどうしているのです?」", "304001352_13": "「頑張って追跡しているが……、\\n 暴走状態の響くんを捕捉することは困難なようだ……」", "304001352_14": "「未来くんがギアを破壊することができぬのなら――\\n その時は倒すしか、その足を止める方法はあるまい」", "304001352_15": "「それであのバカが助かるのかよッ!」", "304001352_16": "「それは……」", "304001352_17": "「その時は……わたしが……やる。刺し違えてでも……」", "304001352_18": "「翼……」", "304001352_19": "「それがこの世界の装者の役目というものだ」", "304001352_20": "「待ってッ! あの子は今も助けようと必死になってる」", "304001352_21": "「あの子が諦めない限り、\\n わたしたちも諦めたりはしないッ!」" }