{
"304000631_0": "「なるほど、な……」",
"304000631_1": "「響くんたちを助けるために、\\n 神獣鏡がどうしても必要だというのだな……」",
"304000631_2": "「ええ。神獣鏡の在処をご存じないかしら?」",
"304000631_3": "「ご存じもなにも。\\n 神獣鏡なら、既にペンダントを作成済みだ」",
"304000631_4": "「本当かッ!? それなら――」",
"304000631_5": "「いや、しかし――」",
"304000631_6": "「しかしもかかしもないだろうッ!\\n それが無きゃ、あいつはこっちにこれねーんだッ!」",
"304000631_7": "「なにか問題でも?」",
"304000631_8": "「ああ、ペンダントを作成はしたものの、\\n 扱える適合者が見つからなくてな」",
"304000631_9": "「無理な起動実験もあって、破損してしまい、\\n 廃棄処分になっている」",
"304000631_10": "「それじゃあ、もう無いってことかッ!?」",
"304000631_11": "「いや、廃棄処分と言っても聖遺物を捨てるわけにはいかず、\\n 厳重に保管してある。今は、それしか――」",
"304000631_12": "「それで構わねーよ。少しでも、あいつを救える可能性が\\n あるなら十分だッ!」",
"304000631_13": "「なるほどな……。\\n きみは本当にそちらの響くんの事を大事に思っているんだな」",
"304000631_14": "「そ、そんな事、関係ないだろッ」",
"304000631_15": "「……わかった、用意させよう。\\n こちらとしても今の状況で装者の戦力が増える事に異論は無い」",
"304000631_16": "「本気ですかッ!? 廃棄処分の物とは言え、\\n 機関上層部に無断で聖遺物を譲渡するなんて――ッ!」",
"304000631_17": "「構わないさ。全ての責任は俺が負う」",
"304000631_18": "「し、しかし……」",
"304000631_19": "「それにな」",
"304000631_20": "「……こちらの響くんも含め、仲間を助けるためと聞いて\\n 放っておくなんて、カッコ悪いことが出来るかよッ!」",
"304000631_21": "「市街地にノイズの反応多数ッ!」",
"304000631_22": "「ほんと、こう言うタイミングでばかり現れるんだから」",
"304000631_23": "「2人とも早速で悪いが、翼と一緒に出撃を頼めるか?」",
"304000631_24": "「戻ってくるまでに神獣鏡は用意しておこう」",
"304000631_25": "「ああ。任せとけッ!」",
"304000631_26": "「わかったわ」"
}