{
"389000112_0": "「でぇぇぇぇいッ!\\n そこを退くデスッ!」",
"389000112_1": "「ハァ……ハァ……」",
"389000112_2": "「よしッ!\\n これで――」",
"389000112_3": "「ま、まだおかわりが来るデスかッ!?」",
"389000112_4": "「間もなくポイントE13に回収のヘリが到着しますッ!」",
"389000112_5": "「ならば――」",
"389000112_6": "「月読ッ! 暁ッ!\\n 回収ポイントに向け一点突破、この包囲網を抜けるッ!」",
"389000112_7": "「このまま尻尾ぐるぐるで逃げるってことデスかッ!?」",
"389000112_8": "「そうだ。こうも執拗だと、相手をするにも限度がある。\\n 敵の戦力が予想を超えている」",
"389000112_9": "「で、デスが……」",
"389000112_10": "「目的の聖遺物は回収した。\\n わたしたちの任務はそれを無事、本部に持ち帰ることだ」",
"389000112_11": "「切ちゃん、翼さんはわたしたちの消耗も考えてくれて……」",
"389000112_12": "「わ、わかってるデスッ!\\n だからなおさら悔しいのデスッ!」",
"389000112_13": "「切ちゃん……」",
"389000112_14": "「でも、無茶が通る状況じゃないのもわかってるデス。\\n こうなったら、アタシが一番にヘリに乗り込んでやるデースッ!」",
"389000112_15": "「アタシたちの道を、塞ぐんじゃないデスッ!」",
"389000112_16": "「フッ……。",
"389000112_17": " 行くぞ、殿はわたしが務めるッ!」",
"389000112_18": "「ここしばらくの細かい任務、\\n どれもこれも妙な失敗ばっかりするデス……ッ」",
"389000112_19": "「もっと強くならないといけないデス……ッ!\\n 世界の危機に何度立ち会ったって、こんなんじゃだめデス」",
"389000112_20": "「……」"
}