{ "402001011_0": "希望の雷", "402001011_1": "「――わたしも、お姉ちゃんを助けるッ!!」", "402001011_2": "「助けるって……」", "402001011_3": "「シャロンちゃん……?」", "402001011_4": "「ガアアアアアアアアアアアッ!!!」", "402001011_5": "「――ッ!?\\n 雷がシャロンちゃんにッ!?」", "402001011_6": "「――させるかッ!」", "402001011_7": "「響ッ! やめてッ!」", "402001011_8": "「……ッ、ダメ……防ぎきれないッ!?\\n シャロンちゃん――ッ!」", "402001011_9": "「――ッ!?」", "402001011_10": "「おおおおおおおッ!」", "402001011_11": "「おっさんッ!?」", "402001011_12": "「そんな――ッ!?」", "402001011_13": "「おじちゃんッ!」", "402001011_14": "「だ、大丈夫だ……。\\n この程度、傷の内にもはいらん」", "402001011_15": "「それより、戻るんだ。\\n ……その力は使ってはダメだ」", "402001011_16": "「――ッ!? でも――」", "402001011_17": "「君は安全に、幸せに生きる権利がある。\\n きっとティナもそれを望んで――」", "402001011_18": "「……それでも、お母さんが望まなくても――」", "402001011_19": "「大好きなお姉ちゃんが、お母さんの残した物で\\n 傷つく姿なんて――見たくないからッ!」", "402001011_20": "「まさか……ヤントラ・サルヴァスパをッ!?」", "402001011_21": "「どうして……」", "402001011_22": "(どうして、装者でもないこの2人は――、\\n ミョルニルの前に立てるの?)", "402001011_23": "(戦う手段も覚悟もない、一般人のはずなのに……\\n どうして自分より、他人を救おうなんて――)", "402001011_24": "「それは誰かを慈しむ心、護ろうとする魂の輝き。\\n 歌は生命そのものなんだよ……」", "402001011_25": "(誰かを慈しむ心、護ろうとする魂の輝き……)", "402001011_26": "(そんな……だって)", "402001011_27": "(もし、誰もがこの輝きを持っているというのなら……\\n わたしたちが今まで切り捨て、見捨ててきたものは――)", "402001011_28": "「お姉ちゃんに届けえええええッ!!」", "402001011_29": "「――響お姉ちゃんッ!!」", "402001011_30": "「ガッ!? グゥ……ア……」", "402001011_31": "「動きが鈍ったッ!?」", "402001011_32": "「そうかッ! あいつ、ヤントラ・サルヴァスパの力で、\\n あのバカのギアを押さえつけてるんだッ!」", "402001011_33": "「シャロンちゃんにそんなことがッ!?」", "402001011_34": "「前に、あいつの力であたしらのギアが変化したんだ。\\n それはつまり――」", "402001011_35": "「ヤントラ・サルヴァスパは、\\n シンフォギアを一種の機械装置と認識している……」", "402001011_36": "「そういうことだッ!」", "402001011_37": "「シャロンちゃん、響を助けようと必死で……」", "402001011_38": "「クリス、わたしたちもッ!」", "402001011_39": "「ああ、一気に行くぞッ!!」" }