{ "309000812_0": "「聖遺物も哲学兵装も結構取り戻したんじゃないですか?」", "309000812_1": "「ええ。回収は順調よ」", "309000812_2": "「わたしも、そろそろ復帰できるって言われました」", "309000812_3": "「怪我が軽くて良かったわ。セレナが復帰したら、\\n 怪盗は3人に増えたってことになるのかしら」", "309000812_4": "「そこは怪盗だから分身ぐらいするってことでッ!」", "309000812_5": "「フフ、そんなフィクションの忍者みたいなこと、\\n 出来るわけないじゃないですか」", "309000812_6": "「いえ、忍者はいるわよ」", "309000812_7": "「うん、分身もするんだよ」", "309000812_8": "「え……? ええッ!?」", "309000812_9": "「順調でなによりです。\\n さて、残りの回収対象についてですが」", "309000812_10": "「ええ」", "309000812_11": "「ネフィリムの細胞サンプルの行方と聖遺物を\\n 横流ししている者について、もう少しで掴めそうです」", "309000812_12": "「そしておそらくそこには、以前に遭遇したと言う\\n 獣型のネフィリムもいるでしょう」", "309000812_13": "「今度こそ倒さないと……」", "309000812_14": "「相手もそろそろ、なりふり構っていられないはずです。\\n 何をして来るかわかりません。くれぐれも気をつけて」", "309000812_15": "「わかったわ、マム。\\n いよいよね……」" }