{ "315000311_0": "ロボット大量発生中", "315000311_1": "「くらいやがれ――ッ!」", "315000311_2": "「回避デースッ!」", "315000311_3": "「なッ……躱されたッ!?」", "315000311_4": "「気をつけろ。\\n コイツら、見た目の割りにすばしっこいぞ」", "315000311_5": "「しかも2体だけでなく大量にいたとはな」", "315000311_6": "「動きを止めるッ!\\n はあ――ッ!」", "315000311_7": "「当たらない」", "315000311_8": "「なに、これも躱すだと?」", "315000311_9": "(なんだこの違和感は?)", "315000311_10": "(単に素早いというだけではない)", "315000311_11": "(まるで、こちらの手の内が読まれている様な……?)", "315000311_12": "「これは予想外に手こずりそうだぞ」", "315000311_13": "「……駄目。駄目だわ。\\n こんなの絶対に無理よッ!」", "315000311_14": "「どうしたんだッ!?」", "315000311_15": "「だって、だって――」", "315000311_16": "「見た目があまりにも可愛すぎて……。\\n 攻撃するのを躊躇ってしまうわッ!」", "315000311_17": "「……マリア?」", "315000311_18": "「うんうん、分かる。分かりますよ、その気持ちッ!」", "315000311_19": "「こんな可愛いのを倒すだなんて……。\\n そんなことできませんよッ!」", "315000311_20": "「戦闘中にいい加減にしろよ……なッ!!」", "315000311_21": "「あうッ!」", "315000311_22": "「――っと。やっと当たったかッ!」", "315000311_23": "「なるほど、多少敏捷とはいえ、小型な体躯だ。\\n 移動範囲は限られる、か」", "315000311_24": "「ならばこちらも、面で制圧するまでッ!」", "315000311_25": "「はぁ――ッ!」", "315000311_26": "「く――ッ!?」", "315000311_27": "「やられたデース……」", "315000311_28": "「うう……声まで調ちゃんたちそっくりで\\n 気が滅入るなあ……」", "315000311_29": "「あなたたち、よく割り切れるわね……」", "315000311_30": "「心苦しくはあるが、戦場で躊躇するわけにはいくまい」", "315000311_31": "「ああ。なにも、本物ってわけじゃないからな。\\n 攻撃してくるなら、こっちも容赦しないだけだ」", "315000311_32": "「2人とも、ドライ……」", "315000311_33": "「無駄話は後だ。\\n 連中、嵩にかかって来るつもりだぞ」", "315000311_34": "「ぼさっとすんな。\\n やらなきゃこっちがやられるだけだぞ」", "315000311_35": "「うう。ごめん、調ちゃんに切歌ちゃん……」" }