{ "104001911_0": "AXZ・後編", "104001911_1": "(だとしても……。そう、例え、私1人だとしても――。\\n この解放の歌で――明日を描いてみせるッ!!)", "104001911_2": "「カリオストロッ!?」", "104001911_3": "「プレラーティ……ッ!」", "104001911_4": "「1人だなんて」", "104001911_5": "「さみしい事を言ってくれるワケダ」", "104001911_6": "「2人とも……」", "104001911_7": "「……この歌声は……?」", "104001911_8": "「響ッ!」", "104001911_9": "「……未来……? 翼さんに、みんな……?\\n それに――」", "104001911_10": "「女の勘で局長を疑ったあーしは、死んだフリなんて搦め手で、\\n 姿を隠していたの」", "104001911_11": "「そんなカリオストロに救われたわたしは、一矢報いるための錬成を\\n こっそり進めてきたワケダ」", "104001911_12": "「反応兵器、起爆ッ!」", "104001911_13": "「衝撃の到達予測――って、これはッ!?」", "104001911_14": "「どうしたッ!?」", "104001911_15": "「しょ、衝撃がありませんッ!?\\n 現時点では全てあの中に抑え込まれていますッ!?」", "104001911_16": "「これも、ラピス・フィロソフィカス……」", "104001911_17": "「現時点で最高純度の輝き――、\\n つまりはわたしの最高傑作なワケダッ!」", "104001911_18": "「呪詛の解除に始まったラピスの研究開発が――、\\n やっと誰かのために……」", "104001911_19": "「本音言うと、局長にブチ込みたい未練はあるけどね。\\n ……でも驚いた。いつの間にあの子たちと手を取り合ったの?」", "104001911_20": "「取り合ってなどいないわ」", "104001911_21": "「エネルギー内圧、更に増大ッ!」", "104001911_22": "「このままでは持ちこたえられませんッ!」", "104001911_23": "「ぬうう――ッ!」", "104001911_24": "「完全なる、命の焼却は――ッ!」", "104001911_25": "「ラピスに通じる輝きなワケダッ!」", "104001911_26": "「あの子たちと手を取り合ってなどいない……。\\n 取り合えるものか……」", "104001911_27": "「死を灯すことでしか、明日を描けなかった……。\\n 私には――ッ!」", "104001911_28": "「……」", "104001911_29": "「付き合わせてしまったわね……」", "104001911_30": "「いいものが見られたから、気にしていないワケダ」", "104001911_31": "「……いいもの?」", "104001911_32": "「サンジェルマン、笑ってる♪」", "104001911_33": "「ああ……死にたくないと思ったのは、いつ以来だろう……」", "104001911_34": "「……ねえ、お母さん……」", "104001911_35": "「錬金術師……理想を追い求める者……」", "104001911_36": "「あとは、分離した神の力を――ッ!?」", "104001911_37": "「しなければね。君たちに感謝を……」", "104001911_38": "「アダム・ヴァイスハウプトッ!?\\n ――またしても神の力をッ!?」", "104001911_39": "「僕の手に……今度こそッ!」" }