{ "352000712_0": "「邪魔しないでッ!」", "352000712_1": "「個体の力はギャオスほどではないみたいですね」", "352000712_2": "「超音波メスの干渉もないから、\\n あたしの攻撃もしっかり効くみたいだしなッ!」", "352000712_3": "「だが、数が多い……」", "352000712_4": "「先輩ッ!」", "352000712_5": "「すまない、不意を突かれてしまった……ッ!」", "352000712_6": "「いや、あの激戦の後だ。しょうがねーだろう。\\n あたしだって、もう……」", "352000712_7": "「……なんとか、このまま逃げ切るぞッ!」", "352000712_8": "(……なんだ、この違和感は。\\n 疲労とはまた違う、妙な感じ……)", "352000712_9": "「はあ、はあ、はあ……」", "352000712_10": "「……レギオン、追って来なくなりましたね」", "352000712_11": "「奴らに縄張りがあるかはわからないが、\\n どちらにしろ助かっ――」", "352000712_12": "「お、おいッ!?」", "352000712_13": "「悪い、もう限界なんだ……。\\n 運ぶの、任せた、ぞ……」", "352000712_14": "「わたしも、さすがに限界かも……」", "352000712_15": "「すみません……」", "352000712_16": "「……ああ、わかった。ゆっくり休んでくれ」", "352000712_17": "「みんなー、迎えに来たよーッ!\\n 無事でよかったッ!」", "352000712_18": "「あいつの声、久しぶりに聞いた気がするな……、\\n なんだか、気が抜けてくるわ……」" }