{ "344000721_0": "(2人は、無事に潜入できたかな……?)", "344000721_1": "(っと、わたしも\\n 見つからないように気を付けないと)", "344000721_2": "(ハルドールはどこにいるのかな。\\n やっぱり、国王様だし、最上階……?)", "344000721_3": "(……ッ! 誰か来る……)", "344000721_4": "「グランドフィナーレの準備はどうなっている?」", "344000721_5": "「はいッ! 各国に送るスヴァフラーメ、及びアンガンチュールの\\n 最終調整が完了しました」", "344000721_6": "(……ッ! グランドフィナーレって、\\n 世界中への一斉攻撃のことだ……)", "344000721_7": "「よくやった。あとは転送を待つのみというわけだな。\\n では、国王様にお伝えして――」", "344000721_8": "(このままじゃ、みんなのところに大量の兵器が送られちゃう。\\n その前に止めないと)", "344000721_9": "(だったら、わたしにできることは……)", "344000721_10": "「Rei shen shou jing rei zizzl――」", "344000721_11": "「な、お前は――ッ!?」", "344000721_12": "「装者だとッ!? なんと大胆不敵な……、\\n ここがどこだかわかっているのか――ッ!?」", "344000721_13": "「わかっています。\\n わたしはハルドールを捕らえに来たんですからッ!」", "344000721_14": "「こ、こいつッ!\\n スヴァフラーメを出せ、侵入者だッ!」", "344000721_15": "(よし、騒ぎを起こせば、兵器の転送は遅らせられるはず)", "344000721_16": "(でも、忍び込むのは無理になっちゃった……。\\n 戦いながら、ハルドールのところまで突き進むしかない……ッ!)", "344000721_17": "「ハルドールのところまで、無理やりにでも押し通りますッ!」" }