{ "344000711_0": "再び、呪いのゆりかごへ", "344000711_1": "「またここに来たな。\\n 今回は潜入じゃなくて殴り込みだけど」", "344000711_2": "「念のため釘を刺しておきますけど、\\n 全面戦争じゃないですからね?」", "344000711_3": "「あくまで慎重に、戦いを止めるためにハルドールとドヴァリンさんを\\n 確保する作戦です」", "344000711_4": "「そうだったな。しかも、あたしたちに残された時間は少ない」", "344000711_5": "「ハルドールが、大規模な襲撃の予告を行ったんですよね……」", "344000711_6": "「このままじゃ各地で戦うみんなの戦いも終わらない。\\n 元凶を叩いてしまえば……」", "344000711_7": "「……」", "344000711_8": "「ここに来てからずっと黙ってるな。\\n ドヴァリンのこと、考えてるのか?」", "344000711_9": "「はい……。でも大丈夫です。もしこの前のような\\n ことになったら、わたしも戦います」", "344000711_10": "「ああ……」", "344000711_11": "「ここからは、二手に分かれる必要があるな。\\n 小悪党を捕まえる側と、ドヴァリンを止める側に」", "344000711_12": "「わたしはドヴァリンさんのところへ\\n 行かせていただけないでしょうか」", "344000711_13": "「ドヴァリンさんを止めるためには、ヴェイグさんも\\n いたほうがいいと思いますので」", "344000711_14": "「そうだな。じゃあ、あたしもそっちに行く。\\n そっちのほうが頭数は必要だろう」", "344000711_15": "(こいつのことだ。\\n いざってときには、あたしがドヴァリンを――)", "344000711_16": "(たとえ、恨まれたとしても……)", "344000711_17": "「ハルドールの確保は任せてください」", "344000711_18": "「油断するなよ。\\n どんな手を隠し持っているかわからないからな」", "344000711_19": "「はい。それではわたしは城の方へ、行ってきますッ!」", "344000711_20": "「じゃあ、あたしたちはドヴァリンのいる工場へ行くか。\\n 場所を移動されてなければいいんだけどな」", "344000711_21": "「なんとか、潜入することができましたね」", "344000711_22": "「ああ。ここまでは人の出入りも多いし、\\n 忍び込みやすかったんだが……」", "344000711_23": "「この先は、警備をしているスヴァフラーメを突破しないと\\n 先に進めなさそうですね……」", "344000711_24": "「警備がいるってことは、\\n ドヴァリンの居場所は変わってなさそうだな」", "344000711_25": "「後回しにするのも面倒だ。出てくる奴は\\n イグナイトモジュールで片っ端から壊していくぞッ!」", "344000711_26": "「わかりました、遅れないようについていきますッ!」" }