{ "344000631_0": "「あああ――ッ!」", "344000631_1": "「セレナさんを止めないとこのままでは危険ですッ!」", "344000631_2": "「だからって、どうすれば……ッ!」", "344000631_3": "「オレならセレナの精神に干渉できるはずだ。\\n オレに任せてくれ――ッ!」", "344000631_4": "「……」", "344000631_5": "「セレナ……」", "344000631_6": "「ヴェイグさん、わたしはどうしたらいいんでしょうか……。\\n ヴェイグさんの仲間を救いたい、なのに……」", "344000631_7": "「オレたちのために、ありがとう。\\n だけど、もういい」", "344000631_8": "「え……?」", "344000631_9": "「ドヴァリンは、完全に憎しみに囚われていた。\\n もう、オレのこともわからないくらい……」", "344000631_10": "「きっと、作り出した呪いに自分自身が取り込まれているんだ。\\n もう助けることは……」", "344000631_11": "「だから、ドヴァリンがこれ以上暴走しないように、\\n イグナイトモジュールを使ってドヴァリンを倒してくれないか」", "344000631_12": "「そんな、でも……ッ!\\n あの方はヴェイグさんのたった1人の……ッ!」", "344000631_13": "「仕方がないんだ。それとも、あくまで\\n ドヴァリンを救いきろうって言うのか?」", "344000631_14": "「……それができず、仲間に迷惑をかけてしまったわたしに、\\n そんなことを言う資格は……」", "344000631_15": "「救うことはできなくても、戦い倒すことはできるかもしれない。\\n イグナイトモジュールの力を使えば……ッ!」", "344000631_16": "「できないって言うなら、それは仕方がないが……」", "344000631_17": "「……」", "344000631_18": "「ドヴァリンさんを、ビルデラント王国を止められなければ、\\n 世界中へさらに被害が広がってしまいます」", "344000631_19": "「わたしは……わたしは、戦いますッ!\\n マムの言うように、非情になってでもッ!」", "344000631_20": "「そのために、この力を制御してみせる……ッ!」", "344000631_21": "「はあ……はあ……ッ!」", "344000631_22": "「これが、この力が、イグナイトモジュールッ!」", "344000631_23": "「これで3人揃ったなッ!」", "344000631_24": "「ヴェイグさんのおかげで、\\n なんとか抑え込むことができました」", "344000631_25": "「ソウ……\\n コノチカラサエアレバ……」", "344000631_26": "「――ん?\\n 何か言ったか?」", "344000631_27": "「え? ごめんなさい。\\n なんだかボーっとしちゃって……」", "344000631_28": "「でも、心配しないでくださいッ!\\n 呪いの力は、制御できていますから――ッ!」", "344000631_29": "「この力で戦いますッ!\\n すべてを終わらせるためにッ!」", "344000631_30": "「うんッ! まずは、目の前のスヴァフラーメを……ッ!」", "344000631_31": "「ああ、3人でならどれだけ来ようと大丈夫だ。\\n 行くぞ……ッ!」" }