{ "343000222_0": "「派手に散れッ!\\n ――ラストショットッ!」", "343000222_1": "「終わりだ、マスターを追いかけるぞ」", "343000222_2": "「追いかけるって、どっちにですか?」", "343000222_3": "「……待て、あの錬金術師はどこに行ったッ!?」", "343000222_4": "「あたしはわかんないですよー。\\n 誰か見ててくれたんじゃないですか?」", "343000222_5": "「安心していいゾ。\\n あたしがちゃんと見ておいたんだゾッ!」", "343000222_6": "「どこへ向かった?」", "343000222_7": "「右の通路を進んでいったはずだゾッ!」", "343000222_8": "「え? 私には左側の通路を進んでいったように\\n 見えましたが……」", "343000222_9": "「ちゃんと見ていたんだゾ。\\n ここを右に向かったんだゾッ!」", "343000222_10": "「あれだけ前で暴れてて、\\n 本当に見えてたのかよ」", "343000222_11": "「私はやはり左だと思いますわ」", "343000222_12": "「これは地味に混乱してきたな」", "343000222_13": "「だから、右だって言っているんだゾーッ!」", "343000222_14": "「とにかく、このまま真っ直ぐ進んでダメだったら、\\n 引き返せばいいと思うんですけど」", "343000222_15": "「寄り道をしている余裕はありませんわ。\\n 相手の技量がわからない以上、分かれるのも危険ですし……」", "343000222_16": "「早く決めないともうマスターに会えなくなっちゃうゾッ!」", "343000222_17": "「マスターにもう……」", "343000222_18": "「そうですね。私たちがこんなことをしている間に\\n マスターが何かされていたら……」", "343000222_19": "「マスターだから大丈夫だとは思いますけど、\\n 状況が状況ですからね」", "343000222_20": "「マスター……」", "343000222_21": "「……足踏みしているくらいなら、\\n ここは危険だけど、手分けして探したほうがいいかしら」", "343000222_22": "「だが、それでは、\\n 錬金術師を見つけたときに――」", "343000222_23": "「ガリィ――ッ!?」", "343000222_24": "「こいつら、いつの間にッ!?」", "343000222_25": "「ふぅ……、危なかったですよー。\\n ミカ、よく倒しましたねー」", "343000222_26": "「あたしじゃないゾ?」", "343000222_27": "「は? じゃあ、今のは……」", "343000222_28": "「怪我、無イ?」", "343000222_29": "「あなたは……自動人形?」" }