{ "331001011_0": "人類の力", "331001011_1": "「改めて、礼を言わせてくれ。\\n ゴジラを倒せたのは、お前たちのおかげだ」", "331001011_2": "「それに、俺が今生きていられるのも。\\n ありがとうな」", "331001011_3": "「あの時はあたしも必死だったからさ」", "331001011_4": "「それにお礼はこっちこそだッ! あそこで力を貸してくれて\\n ありがとう。おかげでカルマノイズも片付けることができた」", "331001011_5": "「でももう、帰らなくちゃいけないんだな……」", "331001011_6": "「ひとつ疑問だったんだが、お前たちはどこに帰るんだ?」", "331001011_7": "「ゴジラがいなくなっても、G対策センターは次なる脅威に\\n 立ち向かうため存続する」", "331001011_8": "「有事の際には、また手を取り合えると思うんだが……」", "331001011_9": "「……うーん……」", "331001011_10": "「おっさん、あんたを信じて本当のことを言うぞ。\\n ただし、絶対に誰にも内緒だ」", "331001011_11": "「な、なんだよ……。まあ、こう見えて口は堅いほうだ」", "331001011_12": "「実はあたしたち、\\n ここじゃない別の世界から来たんだ」", "331001011_13": "「……はあ?」", "331001011_14": "「本当だってッ! カルマノイズを倒すために来たんだよ。\\n ……まあ、信じないならそれでもいいか」", "331001011_15": "「信じてやるよ。宇宙人もいたしな。\\n 異世界人がいたっておかしくないだろ」", "331001011_16": "「たしかに。あたしも宇宙人に会ったのは初めてだったな……」", "331001011_17": "「てなわけで、あたしはこことは別の並行世界に帰る。\\n だから、簡単に会いに来れるわけじゃないんだ」", "331001011_18": "「そうか、残念だ」", "331001011_19": "「でももし、おっさんが寂しくなったら、空に向かって\\n あたしの名前を叫んでくれ。そしたらすぐに駆けつけて……」", "331001011_20": "「……できもしないことは言うんじゃねえよ」", "331001011_21": "「心配すんな。人間は強いってことが今回よくわかったからな。\\n 何が現れても、生き残るためにまたあがいてみせるさ」", "331001011_22": "「あんたがそこまで言うなら大丈夫だな。\\n この世界のことはこの世界の人間に任せたぞ」", "331001011_23": "「ああ、任せとけ」", "331001011_24": "「おかげで楽しかったですよ。次会うまでに、シンフォギアを\\n 超える兵器を開発しますからそのつもりで」", "331001011_25": "「あんまり危険な物は作っちゃだめよ?」", "331001011_26": "「まだまだこき使われそうだし、僕転職しようかなあ……」", "331001011_27": "「そうですか。約束通り特別ボーナスを予定していたのですが……」", "331001011_28": "「嘘ですッ! これからもよろしくお願いしますッ!」", "331001011_29": "「このコンビも新鮮で楽しかったわ」", "331001011_30": "「みなさん、ありがとうございました。モスラと共に\\n 戦ってくれたこと、ずっと忘れません」", "331001011_31": "「寂しいデスけど、さようならデスッ!」", "331001011_32": "「モスラもありがとうと言っているみたいです」", "331001011_33": "「わたしからも、ありがとう。またいつか会おうね」", "331001011_34": "「みなさん、お元気でッ!」", "331001011_35": "「ああ。お前らも、腹出して寝て風邪ひくなよ?\\n あと、歯磨きは毎日しろ。それから……」", "331001011_36": "「最後までガキ扱いかよッ!」", "331001011_37": "「……冗談だ。じゃあな、奏」", "331001011_38": "「ああッ! またなッ!」" }