{ "326000412_0": "「……ッ!」", "326000412_1": "「そんな……どうして奏さんがッ!」", "326000412_2": "「どうしたの? やられちゃうわよ」", "326000412_3": "「くッ!」", "326000412_4": "「……偽者だと、わかっていても、わたしは――」", "326000412_5": "「仲間を殴れない?\\n ついこの前、仲間に拳を向けていたのに?」", "326000412_6": "「向けてなんてないッ!\\n さっき居たみんなは、偽者だよッ!」", "326000412_7": "「そのことじゃないわ。\\n フフ、忘れているなら見せてあげる」", "326000412_8": "「え……?」", "326000412_9": "「――ッ!! があッ!」", "326000412_10": "「きゃあああッ!?」", "326000412_11": "「大丈夫かッ!」", "326000412_12": "「う、うん……」", "326000412_13": "「あいつ、一体どうしちまったっていうんだッ!」", "326000412_14": "「がああああッ!!」", "326000412_15": "(これは……幻覚とかじゃない。\\n ほんの少しだけど、覚えてる……)", "326000412_16": "「そんな……。\\n わたし、本当に未来やクリスちゃんを……」", "326000412_17": "「わかった?\\n それじゃ、再開しましょう」", "326000412_18": "「わたしは――わたしはどうしてッ!」", "326000412_19": "「フフ……」" }