{
"101001721_0": "「未来……。\\n 未来ーッ! みんなーッ! ……ああ」",
"101001721_1": "「リディアンが……あッ!?」",
"101001721_2": "「――櫻井女史ッ!?」",
"101001721_3": "「フィーネッ!\\n お前の仕業かぁッ!?」",
"101001721_4": "「ふ……フフフフ。\\n ハハハハハハハハッ!」",
"101001721_5": "「――そうなのかッ!? その笑いが答えなのかッ!\\n 櫻井女史ッ!!」",
"101001721_6": "「あいつこそッ! あたしが決着をつけなきゃいけない\\n クソッタレッ! ――フィーネだッ!」",
"101001721_7": "「……嘘ですよね? そんなの、嘘ですよね?\\n だって了子さん、わたしを守ってくれましたッ!」",
"101001721_8": "「あれは『デュランダル』を守っただけのこと。\\n 希少な完全状態の聖遺物だからね」",
"101001721_9": "「嘘ですよ……。了子さんがフィーネと言うのなら、\\n じゃあ、本当の了子さんは?」",
"101001721_10": "「櫻井了子の肉体は、先だって食い尽くされた。\\n ……いや。意識は12年前に死んだと言っていい」",
"101001721_11": "「『超先史文明期の巫女』フィーネは遺伝子に己が意識を刻印し、\\n 自身の血を引く者が、アウフヴァッヘン波形に接触した際――」",
"101001721_12": "「その身に、フィーネとしての記憶、\\n 能力が再起動する仕組みを施していた」",
"101001721_13": "「その目覚めし意識こそが、私なのだッ!」",
"101001721_14": "「あなたが……了子さんを塗りつぶして……」",
"101001721_15": "「まるで、過去から蘇る亡霊……」",
"101001721_16": "「はははッ。フィーネとして覚醒したのは私1人ではない。\\n 歴史に記される偉人、英雄、世界中に散った私たちは――」",
"101001721_17": "「パラダイムシフトと呼ばれる技術の大きな転換期に、\\n いつも立ち会ってきた」",
"101001721_18": "「――ッ!? シンフォギア・システム……ッ!」",
"101001721_19": "「そのような玩具ッ!\\n 為政者からコストを捻出するための、副次品に過ぎぬ」",
"101001721_20": "「お前の戯れに、奏は命を散らせたのか――ッ!」",
"101001721_21": "「あたしを拾ったり、アメリカの連中とつるんでいたのもッ!\\n そいつが理由かよッ!」",
"101001721_22": "「そうッ!\\n 全ては『カ・ディンギル』のためッ!」",
"101001721_23": "「これこそが、\\n 地より屹立し天にも届く一撃を放つ荷電粒子砲――」",
"101001721_24": "「――『カ・ディンギル』ッ!」",
"101001721_25": "「『カ・ディンギル』……ッ!\\n こいつで、バラバラになった世界がひとつになるとッ!?」",
"101001721_26": "「ああ。\\n ……今宵の月を穿つことによってなッ!」",
"101001721_27": "「月を……穿つ? なんでさッ!?」",
"101001721_28": "「私はただ……、\\n あのお方と並びたかった……」",
"101001721_29": "「そのために、あの方へと届く塔を、\\n 『シンアルの野』に建てようとした……」",
"101001721_30": "「だがあのお方は、\\n 人の身が同じ高みに至ることを許しはしなかったッ!」",
"101001721_31": "「あのお方の怒りを買い、雷霆に塔が砕かれたばかりか、\\n 人類は交わす言葉まで砕かれる……」",
"101001721_32": "「果てしなき罰……\\n 『バラルの呪詛』をかけられてしまったのだッ!」",
"101001721_33": "「月がなぜ古来より不和の象徴と伝えられてきたか……それはッ!\\n 月こそが『バラルの呪詛』の源だからだッ!」",
"101001721_34": "「人類の相互理解を妨げるこの呪いをッ!\\n 月を破壊することで解いてくれるッ!」",
"101001721_35": "「そして再び、世界をひとつに束ねるッ!」",
"101001721_36": "「呪いを解く……?\\n それは、お前が世界を支配するってことなのかッ!?」",
"101001721_37": "「――安いッ!\\n 安さが爆発しすぎてるッ!」",
"101001721_38": "「永遠を生きる私が、\\n 余人に足を止められることなどあり得ない」",
"101001721_39": "「Balwisyall Nescell gungnir tron」",
"101001721_40": "「Imyuteus amenohabakiri tron」",
"101001721_41": "「Killter Ichaival tron」"
}