{
"101001812_0": "「……くッ!\\n 傷をつけた先から『ネフシュタン』が回復していく」",
"101001812_1": "「ハッ、いい加減理解することだ。\\n お前たちでは私の理想を砕けない」",
"101001812_2": "「もう一度言ってやろう。クリスは無駄死にだ。\\n 見た夢も叶えられない、とんだ愚図でしかないッ!」",
"101001812_3": "「な……」",
"101001812_4": "「……笑ったか?\\n 命を燃やして大切なものを守り抜くことを……」",
"101001812_5": "「――お前は無駄と、せせら笑ったかッ!?」",
"101001812_6": "「……許せなイ」",
"101001812_7": "「……それガ」",
"101001812_8": "「……ッ!?」",
"101001812_9": "「夢ごと命を、握り潰した奴が言うことかああアアアァッ!」",
"101001812_10": "「ウアアアアアアアアアアアァァァァァアアアァァァッ!」",
"101001812_11": "「……立花ッ!?\\n おいッ! 立花ッ!!」",
"101001812_12": "「融合したガングニールの欠片が暴走しているのだ。\\n 制御できない力に、やがて意識が塗り固められていく」",
"101001812_13": "「あ……まさかお前、立花を使って実験をッ!?」",
"101001812_14": "「実験を行っていたのは立花だけではない。\\n 見てみたいとは思わんか?」",
"101001812_15": "「ガングニールに翻弄されて、\\n 人としての機能が損なわれていく様を」",
"101001812_16": "「お前はそのつもりで立花をッ! ……奏をッ!!\\n ――ッ!?」",
"101001812_17": "「ウウゥアアアアアアアアッ!」\\n",
"101001812_18": "「立花ッ!?」",
"101001812_19": "(フィーネを、一撃で……ッ!?)",
"101001812_20": "「ハァー……ハァー……ハァー……ッ!」",
"101001812_21": "「――ッ! もうよせ、立花ッ!\\n これ以上は、聖遺物との融合を促進させるばかりだッ!」",
"101001812_22": "「ウ……。\\n ……ウアアアアアアアッ!」",
"101001812_23": "「ぐうッ!?」",
"101001812_24": "「ウウゥ……、\\n ――ウゥアアアアアアッ!」",
"101001812_25": "「立花ぁッ!!」",
"101001812_26": "「ああッ!? どうしちゃったの、響ッ!\\n 元に戻ってッ!」",
"101001812_27": "「……もう、終わりだよ、あたしたち。\\n 学院がめちゃめちゃになって、あの子もおかしくなって……」",
"101001812_28": "「終わりじゃないッ!\\n 響だって、わたしたちを守るために――」",
"101001812_29": "「あれがあたしたちを守る姿なのッ!?」",
"101001812_30": "「ウァアオオォ……ッ!」",
"101001812_31": "「あ、ああ……」",
"101001812_32": "「……わたしは響を信じる」",
"101001812_33": "「う、ううぅ……あたしだってあの子を信じたいよ……。\\n この状況もなんとかなるって信じたい……。……でも」",
"101001812_34": "「板場さん……」",
"101001812_35": "「でも、もうイヤだよぉッ! 誰かなんとかしてよぉッ!\\n 怖いよぉ……死にたくないよぉッ!」",
"101001812_36": "「助けてよぉッ! 響ぃ……ッ!」"
}