{ "306001021_0": "「プロフェッサー、ネフィリムの件はどうなっているのかね」", "306001021_1": "「対処中です。そちらが特務機関に働きかけ、ドクター・アドルフ\\n の潜伏場所を特定できれば、より良い報告もできますが」", "306001021_2": "「それについては議論中だ。なにしろ政府筋には聖遺物研究を忌み\\n 嫌う者も多い。先に結果が無くては連係は難しいと言っていい」", "306001021_3": "「だが、F.I.S.としては、何としてもネフィリムを回収したい」", "306001021_4": "「我々がこれからアドバンテージを得ていくのに、ネフィリムは\\n 必要なカードなのだよ」", "306001021_5": "「回収、ですか。成長して力を増し、未確認の能力まで得た\\n ネフィリムを回収するなど、あまりに危険だと考えますが」", "306001021_6": "「そのために多少の聖遺物や装者の危険があっても構わない」", "306001021_7": "「装者を犠牲にしてでも手に入れるべきものと、そう言って\\n いるのですか。人道にもとる行為に手を染めよと……ッ!」", "306001021_8": "「日本は通信回線の状態が悪いのかね。\\n わたしは手段は問わない、ネフィリムを回収しろ、そう言ったのだ」", "306001021_9": "「しかし……」", "306001021_10": "「我々は慈善団体ではない。聞こえているのかね?」", "306001021_11": "「……わかりました。\\n こちらのできる範囲で、最善を尽くしましょう」", "306001021_12": "「次回は良い報告を期待しているよ」" }