{ "321000142_0": "「せい――ッ!」", "321000142_1": "「はあ――ッ!」", "321000142_2": "「クッ。猪口才な真似を」", "321000142_3": "「今のは惜しかったデスッ!」", "321000142_4": "(例の連携トレーニングの結果が出てる。\\n 2人でもなんとかやれるわ)", "321000142_5": "「いいわ、この調子で攻め続けるわよ」", "321000142_6": "「わかったデスッ!」", "321000142_7": "「なるほど、なかなかの技を持っているようだ」", "321000142_8": "「だが――こうしたらどうするのかね?」", "321000142_9": "「一体、何を?」", "321000142_10": "「――はッ! いけない、オオカミが2人の方にッ!?」", "321000142_11": "「やらせはしないデ――スッ!!」", "321000142_12": "「なかなか素早い反応だが。\\n 命取りと思わぬか?」", "321000142_13": "「しまったッ!?」", "321000142_14": "「切歌ッ!」", "321000142_15": "「笑止。そのような代物で止められるとでもッ?」", "321000142_16": "「ば、馬鹿なッ!」", "321000142_17": "「ああ――ッ!?」", "321000142_18": "「マ、マリア――ッ!!」", "321000142_19": "「フフ……他愛ないものよ」", "321000142_20": "「幾ばくかの技芸や武器を持っていても、\\n 肉体ばかりか精神までもが、こうも惰弱なのではな」", "321000142_21": "「う、うう……」", "321000142_22": "「マ、マリア、大丈夫デスかッ!?」", "321000142_23": "「く、まずいわね……」", "321000142_24": "「これで3人目……。あとはお前だけだ」", "321000142_25": "「ううッ……身体が……」", "321000142_26": "「セレナ……」", "321000142_27": "「駄目……う、動かない……」", "321000142_28": "「調……」", "321000142_29": "「油断……した、わ……」", "321000142_30": "「マリア……」", "321000142_31": "「切歌……逃げな、さい……」", "321000142_32": "「そんなッ! アタシ1人で逃げるわけにはいかないデスよッ!」", "321000142_33": "「少しは楽しませてくれると思ったが……。\\n とんだ期待外れだったようだ」", "321000142_34": "「まるで肩慣らしにもならん」", "321000142_35": "「がはッ!?」", "321000142_36": "「マリアッ!?」", "321000142_37": "「やめるデスッ!!」", "321000142_38": "「やめさせたくば己が力をもって止めるがいい。\\n 汝にそれだけの力があれば、だがな」", "321000142_39": "「馬鹿にして……ッ!」", "321000142_40": "「アタシが護るデス……みんなをッ!」", "321000142_41": "「アタシの大事な家族をッ!」", "321000142_42": "「きり、か……」", "321000142_43": "「絶対鋭利のイガリマの絶唱特性は、相手の魂を刈り取る刃――。\\n この一撃で決めてやるデスッ!!」", "321000142_44": "「例え何を引き換えにしても――ッ!」", "321000142_45": "「むッ? なんだ、この力は――ッ?」", "321000142_46": "「そ、それは……」", "321000142_47": "「絶唱――ッ!?」", "321000142_48": "「だ……駄目だよッ、切ちゃん――ッ!!」" }