{ "321000121_0": "「はあ――ッ!」", "321000121_1": "「やあ――ッ!」", "321000121_2": "「駄目、姉さん。\\n 倒しても倒しても、次から次へと湧いてくる」", "321000121_3": "「ええ。\\n しかも、人間やノイズに比べて低姿勢で動きが素早い……」", "321000121_4": "「相手にするのは、ちょっとばかり面倒な相手ね」", "321000121_5": "「でも、これくらいなら――」", "321000121_6": "「ただ数が多いだけなら、楽勝デースッ!」", "321000121_7": "「はあ――ッ!」", "321000121_8": "「デ――スッ!」", "321000121_9": "「すごい、2人とも……」", "321000121_10": "「フフ。切歌もすっかりヴァンパイアの話、忘れてるみたいね」", "321000121_11": "「本当だ。よかった……」", "321000121_12": "「あッ!?」", "321000121_13": "「2人とも、気をつけてくださいッ!\\n 頭の上に――ッ!」", "321000121_14": "「な、なんデスとッ!?」", "321000121_15": "「今度は――蝙蝠ッ!?」", "321000121_16": "「って、やっぱりヴァンパイア関連じゃないデスかッ!?」", "321000121_17": "「オオカミ同様、まっとうな生き物には見えない……」", "321000121_18": "「聖遺物保管庫から来ているのを見ると、\\n これらはなんらかの聖遺物の影響で出現している?」", "321000121_19": "「マムッ! 保管中だった聖遺物の中に心あたりはッ!?」", "321000121_20": "「保管庫内の物は一通り把握していますが、\\n 該当するような物はありません」", "321000121_21": "「聖遺物の暴発ではなく、\\n 侵入者に関係した何かと見るべきでしょう」", "321000121_22": "「じゃあ、やっぱり侵入者がヴァンパイアなんデスよッ!」", "321000121_23": "「もう、そんな映画じゃないんだから……」", "321000121_24": "「来るよ。気をつけてッ!」" }