{ "404001432_0": "「この者――強いッ!?」", "404001432_1": "「その程度かッ! カルマノイズの力はッ!\\n それではオレを排除するなど不可能だぞッ!」", "404001432_2": "「うぐッ……」", "404001432_3": "(この相手……半端な力ではない。\\n ――どうやら、無傷での突破は無理のようですね)", "404001432_4": "「どうした? まだ底があるのだろう?\\n ならば見せてみるがいい。無いなら、貴様はこれで終わりだッ!」", "404001432_5": "「……防いだ、だと?」", "404001432_6": "「……いいえ。防ぐ必要などありませんから」", "404001432_7": "「ベアトリーチェ様を助けるために、なるべく力は温存して\\n おきたかったのですが……仕方ありません」", "404001432_8": "「お望み通り、見せてあげましょう……この私の力をッ!」", "404001432_9": "「面白い。だがどんな力も、オレの錬金術の前では塵芥に同じッ!\\n それをわからせてやるッ!」", "404001432_10": "「はああああ――ッ!」", "404001432_11": "「――鬱陶しいわッ!」", "404001432_12": "「ああ……ッ!」", "404001432_13": "「まだ――ッ!」", "404001432_14": "「わたしが融合している以上、\\n ミョルニルの雷は、この子には届かせないッ!」", "404001432_15": "「それでも……わたしは諦めるわけにはいかないッ!\\n 何度だって――ッ!?」", "404001432_16": "(くッ……これは……全身の力が抜けて――。\\n ミョルニルを使い過ぎた……だけどッ!)", "404001432_17": "「――まだッ、\\n わたしは、マスターの――みんなのために世界蛇をッ!」", "404001432_18": "「無駄と言っているッ!」", "404001432_19": "「――うぐッ!? ま、まだ……」", "404001432_20": "「な……?」", "404001432_21": "(身体が……動かない……)", "404001432_22": "「やっと全員沈黙したようね……」", "404001432_23": "「これでわたしの勝ち。\\n さあ、誰から食べてあげようかしら」" }