{ "322000432_0": "「全員消えたと思ったら今度はこの有様……ほんとに\\n この遺跡を作ったヤツは性根がねじまがってやがる……」", "322000432_1": "「侵入者 確認」", "322000432_2": "「退去 勧告」", "322000432_3": "「どこに退去しろっていうんだよ。\\n 勝手にわけわからないとこに飛ばしといて」", "322000432_4": "「強制排除」", "322000432_5": "「強制排除」", "322000432_6": "「やろうってんなら乗ってやるッ!\\n ロボット相手でもな」", "322000432_7": "「ガラクタにしてやるッ!」", "322000432_8": "「なッ!? なんだこのすごい炎は……ッ!」", "322000432_9": "(床から可燃性のガスでも出てるのか?\\n 一面火の海で、これじゃ身動きが取れない……ッ!)", "322000432_10": "「ロボットが破壊されることは織り込み済みってわけか」", "322000432_11": "「あーッ! まどろっこしいッ!」", "322000432_12": "「いっそミサイルの爆風で吹っ飛ばすか?\\n いや、そんなことしたら生き埋めだな……」", "322000432_13": "「くっそッ! どうすりゃいいんだよッ!」", "322000432_14": "「いきなり周りが真っ暗に……ッ!」", "322000432_15": "「そうだ、消えたマリア姉さんや風鳴さんは……、\\n マリア姉さーんッ! 風鳴さーんッ!」", "322000432_16": "「あ、あれ? 雪音さん……?」", "322000432_17": "(雪音さんもいない……。これって、ゲームにあった\\n テレポーターみたいにどこかに飛ばされたのかな?)", "322000432_18": "(声の反響からして、結構広い部屋みたいだけど――)", "322000432_19": "「痛ッ!」", "322000432_20": "「うう……床がデコボコして歩きづらい……。\\n みんな別々に飛ばされちゃったのかな……」", "322000432_21": "「と、とにかく壁際まで行って……、\\n 手をついて……壁は、どこ……?」", "322000432_22": "「痛ッ! こ、これは柱なのかな?\\n 何も見えないし、なんの音もしない……」", "322000432_23": "「真っ暗でどっちを向いてるかもわからない……。\\n どこを目指せばいいんだろう……」" }