{ "205010411_0": "弦十郎との修行④", "205010411_1": "「今回はこれまでのように簡単にはいかないぞ。\\n なにせ、響くんの特性やその他の情報をよく知る人物が相手だ」", "205010411_2": "「わたしの情報……? そ、それって――」", "205010411_3": "「最近、未来に内緒で夜中にこっそりアイスを\\n 食べてることも知ってるってことですかッ!?」", "205010411_4": "「いや、俺が言ってるのは響くんの『ガングニール』についての\\n 特性や情報のことなんだが……」", "205010411_5": "「な~んだ、驚かせないでくださいよ。\\n 未来にバレちゃうかと思ったじゃないですかッ!」", "205010411_6": "「随分と余裕みたいね」", "205010411_7": "「マリアさんッ!?\\n 今回の相手ってマリアさんなんですか?」", "205010411_8": "「同じガングニールを纏い戦った装者であるマリアくんなら、\\n ギアの特性を熟知しているからな」", "205010411_9": "「それでわたしに連絡がきたわけね」", "205010411_10": "「確かに、ガングニールを纏っていたこともあるから、\\n 装者の中で一番詳しく知っているのはわたしでしょうし」", "205010411_11": "「せっかくだから、今日はあなたがどれだけ上手くガングニールを\\n 扱えるのか、見せてもらいましょうかッ!」", "205010411_12": "「はいッ! 胸をお借りしますッ!」", "205010411_13": "「結果次第では、アイスのことはわたしからあの子に\\n 伝えるから、そのつもりでいなさい」", "205010411_14": "「ええッ!?」", "205010411_15": "「よし、それでは開始するッ!」" }