{ "103500511_0": "歌姫たちの日常", "103500511_1": "「……全く、ここまでの大探索になるだなんてね」", "103500511_2": "「ああ。わたしたちの知らない通路がこれほどあるとは……」", "103500511_3": "「……隠し扉が未だに潰されてないのは助かるけど、\\n なんて事は無い、潰す必要すらないって事とはね……」", "103500511_4": "「まさに迷宮だな。しかし――」", "103500511_5": "「――こうして敵が増えている以上、核心に近づいているはずだ」", "103500511_6": "「どうかしら。陽動かも知れないわよ?」", "103500511_7": "「だとしても問題ない。\\n 敵の手駒を減らせることには変わりないからな」", "103500511_8": "「……アルカ・ノイズさえいなければ、\\n もう少し他の手も打てるのに」", "103500511_9": "「向こうもそれが分かっているから、アルカ・ノイズに\\n ここの守護をさせているんだろう」", "103500511_10": "「……いい加減、これっきりにして欲しいものね」", "103500511_11": "「重ね重ね、手厚い歓待、痛み入るな」", "103500511_12": "「まったく、今日も長い夜になりそうね」", "103500511_13": "「問題ない、わたしとマリアならな」" }