{ "103000211_0": "奇跡の殺戮者", "103000211_1": "「第七区域に大規模な火災発生。\\n 消防活動が困難な為、応援要請だッ!」", "103000211_2": "「はい、すぐに向かいますッ!」", "103000211_3": "「響ッ!」", "103000211_4": "「大丈夫、人助けだからッ!」", "103000211_5": "「わたしたちも」\\n「手伝うデスッ!」", "103000211_6": "「2人は留守番だッ!\\n 『LiNKER』もなしに、出動なんかさせないからなッ!」", "103000211_7": "「む~~~ッ!」\\n「む~~~ッ!」", "103000211_8": "「任務、ご苦労様です」", "103000211_9": "「アイドルの監視ほどではないわ」", "103000211_10": "「監視ではなく警護です。\\n 世界を守った英雄を狙う輩も、少なくはないので」", "103000211_11": "「……ライブの余韻に浸ることも許されないのね」", "103000211_12": "「風……? ――誰かいるのッ!?」", "103000211_13": "「司法取引と情報操作によって仕立て上げられたフロンティア\\n 事変の汚れた英雄、マリア・カデンツァヴナ・イヴ……」", "103000211_14": "「何者だッ!」", "103000211_15": "「――うわッ!? ――ん、んんんッ!\\n んんんんんんッ……、………………」", "103000211_16": "(な……口づけをされた黒服が、\\n まるで命を吸われたように――ッ!?)", "103000211_17": "「……纏うべきシンフォギアを持たぬお前に、用はない――」", "103000211_18": "「付近一帯の避難はほぼ完了。だが、そのマンションに、\\n 多数の生体反応を確認している」", "103000211_19": "「まさか人が?」", "103000211_20": "「防火壁の向こうに閉じ込められているようだ。さらに気になる\\n のは被害状況が依然4時の方向に拡大していることだ」", "103000211_21": "「赤猫が暴れていやがるのかッ!?」", "103000211_22": "「響くんは救助活動に、\\n クリスくんは被害状況の確認にあたってもらうッ!」", "103000211_23": "「了解ですッ!」", "103000211_24": "「……まかせたぞ」", "103000211_25": "「まかされたッ!」", "103000211_26": "「Balwisyall Nescell gungnir tron」", "103000211_27": "「反応座標までの誘導、開始しますッ!」", "103000211_28": "「お願いしますッ!」", "103000211_29": "(待っててッ! 絶対にみんな助け出すからッ!)", "103000211_30": "「くッ、強い――ッ!?」", "103000211_31": "「やはり、シンフォギアを持たない者ではこの程度……。\\n 歌を聴く意味も必要もありませんわ」", "103000211_32": "「……――しまったッ!?」", "103000211_33": "(ダメ、避けられない――ッ!)", "103000211_34": "「はあ――ッ!」", "103000211_35": "「翼ッ!?」", "103000211_36": "「友の危難を前にして、鞘走らずにいられようかッ!」", "103000211_37": "「……待ち焦がれていましたわ」", "103000211_38": "「貴様は何者だッ!」", "103000211_39": "「オートスコアラー」", "103000211_40": "「オートスコアラー……ッ!?」", "103000211_41": "「あなたの歌を聴きにきましたのよ……」" }