{ "102000711_0": "フィーネの再誕", "102000711_1": "「つまり、異端技術を使うことから、\\n フィーネの名を組織になぞらえたわけでなく……」", "102000711_2": "「蘇ったフィーネそのものが、\\n 組織を統率しているというのか」", "102000711_3": "「またしても先史文明期の亡霊が、\\n 今に生きる俺たちの前に立ちはだかるのか……」", "102000711_4": "「俺たちはまた、戦わなければいけないのか……\\n 了子くんッ!」", "102000711_5": "「…………」", "102000711_6": "「…………」", "102000711_7": "「――嘘、ですよ……、だってあの時、了子さんは……」", "102000711_8": "「……胸の歌を……信じなさい」", "102000711_9": "(あの時、了子さんは、わたしを受け入れて、\\n 消えていったはず――)", "102000711_10": "「リインカーネイション」", "102000711_11": "「遺伝子にフィーネの刻印を持つ者を魂の器とし、\\n 永遠の刹那に存在し続ける輪廻転生システム……ッ!」", "102000711_12": "「……そんな、じゃあ、\\n アーティストだったマリアさんは……」", "102000711_13": "「さて……、それは自分も知りたいところですね」", "102000711_14": "(ネフィリムを死守できたのは僥倖……\\n だけどこの盤面、次の一手を決めあぐねるわね)", "102000711_15": "「さっきの一撃でわたしを片付けたつもりかッ!」", "102000711_16": "「――つうッ!」", "102000711_17": "「甘く見ないでもらおうかッ!」", "102000711_18": "「はッ!」", "102000711_19": "「甘くなど見ていないッ!」", "102000711_20": "「くッ!」", "102000711_21": "「だからこうして――」", "102000711_22": "「わたしは全力で戦っているッ!」" }