{ "320000821_0": "「今響くんが倒した敵を確認したかッ!」", "320000821_1": "「はいッ! 確かに空に霧散していますッ!」", "320000821_2": "「これは一体……?」", "320000821_3": "「わかりません……ですが、魔物を鎮められていないのは\\n 間違いないと思います」", "320000821_4": "「そ、それじゃ今まで倒した敵も――ッ!?」", "320000821_5": "「どうしたッ!」", "320000821_6": "「か、各神社周辺に設置されたカメラから、\\n 一斉に大型の災禍の魔物の姿がッ!」", "320000821_7": "「あんなやつが、何体も……」", "320000821_8": "「くッ……急ぎ装者を向かわせろッ!」", "320000821_9": "「ですがッ! 鎮めが効かないのでは――」", "320000821_10": "「それでも、あんな魔物を暴れさせるわけにはいかないッ!」", "320000821_11": "「わかりましたッ!」", "320000821_12": "「すぐに手分けして回ってほしいのッ!\\n 大型の災禍の魔物が大量に――ッ!」", "320000821_13": "「わ、わかりましたッ!」", "320000821_14": "「これは一体どういうことなの……。\\n 巫女型ギアで鎮めができていたんじゃなかったのッ!?」", "320000821_15": "「やっぱり付け焼刃じゃダメだったのかな……?」", "320000821_16": "「今は議論している場合ではない。少なくとも、その巫女型ギアが\\n 災禍の魔物を倒すのに有効なのは確かだ」", "320000821_17": "「……そうね、ごめんなさい」", "320000821_18": "「で、どうするよ?\\n 全員バラバラに行くか?」", "320000821_19": "「いや、それは危険も大きい。\\n 最低2名で組んで戦うようにしよう」", "320000821_20": "「巫女型ギアのありなしで組むのか?」", "320000821_21": "「それはやめておきましょう。\\n このギアが有効だからこそ、戦力分散のしすぎは避けたいわ」", "320000821_22": "「調、切歌。あなたたち2人とわたしとセレナの2人。\\n この2チームに分かれましょう」", "320000821_23": "「わたしたち2チームは遊撃を担当するわ。\\n 大型の災禍の魔物が複数いるようだし」", "320000821_24": "「ではこちらはわたしと雪音、立花と小日向で行こう。\\n わたしたちには巫女型ギアがない。したがって時間稼ぎだな」", "320000821_25": "「また足止めかよ。ま、仕方ないか……」", "320000821_26": "「アタシたちがすぐ倒しに行くデスッ!」", "320000821_27": "「ここまで来て被害なんて出させません……」" }