{ "309000522_0": "「ノ、ノイズッ!」", "309000522_1": "「こんな時にッ!\\n くそッ、拳銃なんて効きやしないッ!」", "309000522_2": "「警部、一時撤退を――ッ!」", "309000522_3": "「このままでは警察も危ないわね。\\n とにかくあれを倒さなくては」", "309000522_4": "「アルカ・ノイズって、なに?」", "309000522_5": "「錬金術……異端技術の一種で作られたノイズよ」", "309000522_6": "「……ノイズとは何か違うの?」", "309000522_7": "「ええ、ノイズとは違い、アルカ・ノイズには、\\n それぞれ解剖器官と呼ばれる部位があるの」", "309000522_8": "「解剖器官……?」", "309000522_9": "「あらゆるものを分解することが可能な器官……。\\n それはシンフォギアも例外じゃない」", "309000522_10": "「……そんな、シンフォギアも分解されちゃうってこと?」", "309000522_11": "「そうよ。主に攻撃する部位が解剖器官となっているから、\\n 攻撃は受けずに避けることを心がけて」", "309000522_12": "「……うん、わかった」", "309000522_13": "「住民の避難を優先してッ!\\n それから私たちも撤退よッ!」", "309000522_14": "「皆さん、早く逃げて下さいッ!\\n 早くッ! う、うわ――ッ!」", "309000522_15": "「伏せてください――」", "309000522_16": "「はあ――ッ!」", "309000522_17": "「た、助かったッ!?」", "309000522_18": "「ここはわたしたちが何とかします。\\n だから逃げて下さい」", "309000522_19": "「えッ!?\\n あ、ああッ!」", "309000522_20": "「姉さん、残りも一気に」", "309000522_21": "「もちろんッ!」", "309000522_22": "「た――ッ!」", "309000522_23": "「はあ――ッ!」", "309000522_24": "「……これで、殲滅完了かしら」", "309000522_25": "「みんな、ちゃんと逃げられたかな」", "309000522_26": "「安心していいわ。\\n 警察はわたしたちよりずっと避難誘導には慣れている」", "309000522_27": "「そうだよね。きっと大丈夫だよね」", "309000522_28": "「マム、こちらは襲撃を受けて――」", "309000522_29": "「こちらもです。\\n 研究所内に見慣れないノイズが……ッ!」", "309000522_30": "「まさかッ!\\n そんな……どうしてッ!」", "309000522_31": "「姉さん、マムのところへ急ごう」", "309000522_32": "「怪盗が……ノイズを倒した?」", "309000522_33": "「はい、間違いありません。\\n 彼女らがいなかったら、自分は今頃……」", "309000522_34": "「工場周辺の住民からも、同様の証言があります」", "309000522_35": "「確かに、彼女たちがノイズを排除して助けてくれたと……」", "309000522_36": "「どうして……」", "309000522_37": "「ううん、どうやって……?」" }