{ "308000641_0": "「どうなってんだよ……。\\n 終わったんじゃなかったのかッ!?」", "308000641_1": "「お呼びでないのデースッ!」", "308000641_2": "「はあああああ――ッ!」", "308000641_3": "「こいつでまとめて吹き飛ばしてやるッ!\\n 砕け散りやがれッ!」", "308000641_4": "「これで一段落か……。\\n 本当に段々と数と質が上がってやがる……」", "308000641_5": "「それよりマリアたちデスよ。\\n まさかギアが振袖に呪われるだなんて、驚いたデス」", "308000641_6": "「あんな事あるんだね……」", "308000641_7": "「――ああ、そうだな」", "308000641_8": "「やはり何かしらの呪いが付与されているようです」", "308000641_9": "「その呪いの力が、3人の心象に影響を及ぼし、\\n 振袖型以外には変身出来ないようにしていると考えられます」", "308000641_10": "「呪いが刻まれているのはおそらく心象の深い部分なので、\\n 例え本人が意識せずともそれを拒むことは難しいかと思います」", "308000641_11": "「……何とかできないの?」", "308000641_12": "「一度あの術式に囚われた事で触媒とも深く繋がれてしまって\\n いるので、あの神隠しの迷宮の謎を解けばあるいは……」", "308000641_13": "「厄介極まりないな……。そうなるとわたしたちは\\n こちらではまともに戦えないという事になるのか……」", "308000641_14": "(やはり、終わっていなかったという事か……)", "308000641_15": "「時間はかかるかもしれませんが、触媒の特定と行われた術式の\\n 解明が成されれば、呪いを解く方法もわかるかも知れません」", "308000641_16": "「えーと、ということはつまり……?」", "308000641_17": "「つまり、お前たちは出撃禁止だ」", "308000641_18": "「状況が状況だ。\\n 仕方ねーからあたしらが何とか頑張らないとな」", "308000641_19": "「はい」", "308000641_20": "「デスね……っと、また来たみたいデス」", "308000641_21": "「さっさと片付けるか。\\n おまえら、しっかりついて来いッ!」" }