{ "304000432_0": "「ただいま、響……」", "304000432_1": "「……み、く……?」", "304000432_2": "「起きてたの……?」", "304000432_3": "「うん……。さっき、警報が聞こえたけど……」", "304000432_4": "「大丈夫。翼さんと調ちゃん、切歌ちゃんが\\n 行ってくれたから。安心して」", "304000432_5": "「そっか……」", "304000432_6": "「はぁ……ダメだなぁ……わたし。\\n 誰かを助けるために戦いたいのに、こんな状態で……」", "304000432_7": "「もう。今は、ゆっくり休むときだよ。変なこと考えないの」", "304000432_8": "「今は、か……本当に、今だけ、なのかな……」", "304000432_9": "「響?」", "304000432_10": "「わたし、どうなるのかな……? このまま――」", "304000432_11": "「どうにもなったりしない。\\n 絶対、絶対に……そんなのわたしが許さないんだから」", "304000432_12": "「み……く……」", "304000432_13": "「だから……大丈夫だから。少し眠って?」", "304000432_14": "「……ごめん、ね……」", "304000432_15": "(どうして……)", "304000432_16": "(どうして響がそんな悪夢で苦しまなければいけないの?)", "304000432_17": "(何が響に、そんな孤独を感じさせているの?)", "304000432_18": "(どうすれば、響の苦しみを取り除いてあげられるの?)", "304000432_19": "(わからない……わからないよ、響……)" }