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{
"103500611_0": "蠢くもの",
"103500611_1": "「ただいま戻りましたッ!」",
"103500611_2": "「ああ、ご苦労だったな、お前たち」",
"103500611_3": "「それで……船はどんな状態なんです?」",
"103500611_4": "「これが現在の船の状況です」",
"103500611_5": "「なんだありゃ? ホントに真っ黒じゃねぇか」",
"103500611_6": "「船の周囲は尋常ではない密度の呪いにより、\\n 異界レベルの汚染濃度となっています」",
"103500611_7": "「あれ S.O.N.G.の人たちが\\n 船に残って監視してたんじゃなかったデスっけ」",
"103500611_8": "「大丈夫。\\n 幸い、早めに異変に気付いて全員、無事退避済みよ」",
"103500611_9": "「良かった……」",
"103500611_10": "「ですが……今、無防備な一般人が立ち入れば、\\n 恐らく呪いによって直ちに浸食を受けてしまうでしょう」",
"103500611_11": "「ところで、みなさん。\\n あの哲学兵装の詳細がわかりました」",
"103500611_12": "「本当に?」",
"103500611_13": "「はい、マリアさんと翼さんのおかげです」",
"103500611_14": "「えッ、どうしてマリアと翼さんデスかッ!?」",
"103500611_15": "「実は、ロンドンにいるマリアさんと翼さんから\\n 今回の件に関する有益な情報が送られてきたんです」",
"103500611_16": "「今お2人には、ロンドンの方で、\\n とある件について調査をして頂いているんですが……」",
"103500611_17": "「その調査中に錬金術師と接触、交戦した際に、\\n この『データチップ』を入手したそうです」",
"103500611_18": "「……マリアさんと翼さんも向こうで戦ってる」",
"103500611_19": "「んで、その中にどんな情報が入ってたんだ?」",
"103500611_20": "「はい、強固なプロテクトと暗号化によって、\\n 得られた情報は少ないですが……」",
"103500611_21": "「それでも、解析できた中に哲学兵装に関する研究データが\\n 含まれていたんです」",
"103500611_22": "「さらには今回の『ツタンカーメン』に関する情報も……」",
"103500611_23": "「錬金術師が持っていたデータチップの中に……?」",
"103500611_24": "「なんだか、色んなものが繋がってきたって感じデスね」",
"103500611_25": "「それで呪いの正体がわかったってことか?」",
"103500611_26": "「はい。あの呪いの詳細はツタンカーメンの呪い――つまりは\\n 『領域に立ち入った者、関わる者に死を撒く』哲学兵装です」",
"103500611_27": "「で、でもッ! わたし、みんなからその人の話、教えて\\n もらったけど……呪いなんて、ただの迷信だってッ」",
"103500611_28": "「はい。ツタンカーメン王にまつわる、\\n いわゆる『王家の呪い』は、確かに迷信です」",
"103500611_29": "「は? 意味わかんねーな。\\n ただの迷信なら、そんな力発揮するわけねーだろ」",
"103500611_30": "「迷信かどうかは関係ないんです。それを信じる人が多ければ、\\n それは呪いとして意味を――効果を持ってしまうのです」",
"103500611_31": "「デタラメの噂が本当になるって事デスかッ!?」",
"103500611_32": "「もちろん、通常ではありえない事です」",
"103500611_33": "「ですが、全世界の非常に多くの人たちが長期に渡って\\n 信じる事で、事実が捻じ曲げられてしまっているのです」",
"103500611_34": "「道理を超越し、法理として現実に概念を成立させる\\n ――それこそが『哲学兵装』の本質なのですから」",
"103500611_35": "「そんな理不尽な……」",
"103500611_36": "「そんなの、ある意味何でもアリじゃねーかッ!」",
"103500611_37": "(人の命を奪うっていうだけでも恐ろしい事なのに……)",
"103500611_38": "(みんなの想いこみで、その人の、本当の姿も、想いも、\\n 一方的にねじ曲げられちゃうだなんて……",
"103500611_39": "(それこそが、呪いだよ……)",
"103500611_40": "「……王様、かわいそうだよ。自分の意志とは関係なく、\\n 死の呪いを撒き散らす呪いの源にされちゃうだなんて……」",
"103500611_41": "「だが、このまま捨て置くわけにもいかないだろう」",
"103500611_42": "「超常の脅威に対抗し、日常を守護する事こそ、\\n 我々S.O.N.G.の使命なのだからな」",
"103500611_43": "「……はい、師匠」",
"103500611_44": "「よしッ! では、準備が出来次第出動だッ!」",
"103500611_45": "「よっしゃーッ! やってやろうじゃねーかッ!」",
"103500611_46": "「大丈夫デスよ。調がいればッ!」",
"103500611_47": "「うん、切ちゃんがいれば」",
"103500611_48": "「うん……みんながいるなら。\\n 呪いになんか負けない……負けてやるものかッ」",
"103500611_49": "「もう少しで、港のはずだけど――」",
"103500611_50": "「げげッ!? こんなところまで\\n バルーンがうようよしてるデスッ」",
"103500611_51": "「前菜にしちゃあ、なかなかヘビーだが……」",
"103500611_52": "「残さず平らげてやらぁ――――ッ!」",
"103500611_53": "「ちらほら食べ残ってるデスよっとッ!」",
"103500611_54": "「突入前に後顧の憂いも絶たないとッ!」",
"103500611_55": "「嘘っぱちの呪いの欠片なんかッ!\\n 片っ端から潰してやるんだから――――ッ」"
}