{ "103500652_0": "「2人は……抜けた、デスか……?」", "103500652_1": "「うん、大丈夫……行ったよ……」", "103500652_2": "「なんとか、役目は、果たせたデスかね……」", "103500652_3": "「駄目だよ、切ちゃん……。\\n まだ、約束が残ってる、もの……」", "103500652_4": "「調……?」", "103500652_5": "「みんなで無事に……一緒に、帰って、ご飯……」", "103500652_6": "「そうだった、デス、ね……。\\n ごちそうが、待ってるデス……」", "103500652_7": "「でも、ちょっとだけ、疲れたデスよ……」", "103500652_8": "「うん……本当は、わたし、も……」", "103500652_9": "「ねぇ、切ちゃん……今のわたしたちのこと……。\\n マムが見たら……どう、思うかな……?」", "103500652_10": "「褒めてくれてる……デスかね……?」", "103500652_11": "「うん……そうだと……いいな……」", "103500652_12": "「ふう……2人が戻ってくるまで、\\n 少しだけ、休む……デス……」", "103500652_13": "「そうだね、切ちゃん。少し、だけ……」", "103500652_14": "「だから、後のことは……2人に……」", "103500652_15": "「お願い……しま、す……」", "103500652_16": "「はぁはぁはぁ……。\\n やっと、着いたね、クリスちゃん……」", "103500652_17": "「ああ……あいつらの、お陰でな……」", "103500652_18": "「しっかし、気持ち悪ぃ気配だな……吐き気がすらぁ……」", "103500652_19": "「うん、でもこんな偽物の呪いなんかに……負けないよッ」", "103500652_20": "「ったりめーだろッ!\\n さっさとぶっ倒して帰るからなッ!」", "103500652_21": "「やっぱり、こいつが呪いの大本なんだな……」", "103500652_22": "「王様の、黄金の仮面……」", "103500652_23": "「ちッ! 気をつけろッ!\\n 呪いの力が一気に集まってくるぞッ!」", "103500652_24": "(あの形は、この前にも……? あのマークは一体……?)", "103500652_25": "「くそッ……この前倒したってのに、復活しやがったッ!?」", "103500652_26": "「迷信かどうかは関係ないんです。それを信じる人が多ければ、\\n それは呪いとして意味を――効果を持ってしまうのです」", "103500652_27": "「みんなの勝手な思い込みが、\\n 王様をこんな姿にしちゃったんだね……」", "103500652_28": "「今助けるからね、王様……」", "103500652_29": "「わたしは……絶対……\\n こんな間違った呪いになんて、負けないからッ!!」" }